Blues

HIP LANKCHAN 「ORIGINAL WESTSIDE CHICAGO BLUES GUITAR」

60年代のシカゴ、ウエストサイドのブルースと言えばマジック・サムだけど、同時期にこのヒップ・ランクシャンもいたのです。録音が少なくて全然、知名度が無いのですが、80年代にJSPから出された音源がP-VineでCD化されて、こうして聴くことができました…

Walter Davis「M&O Blues」

最近、戦前もののBluesをよく聴いていますが、このCDは10年くらい前にP-Vineから出た戦前シリーズの1枚。Walter Davisと言えばタイトル曲の「M&O Blues」がRCAの「ジューク・ジョイント・ピアノ・ブルース」というコンピ盤に入っていました。それくらいで…

Lil Johnson 「1935-1937」

1935~1937年にLil Johnsonが残した録音集。詳しいことは判らない人ですが、当時は卑猥な歌を歌う女性シンガーとして人気だったようです。ピアノの弾き語りです。当時の特有の空気感で心地良いのですが、曲が進むにつれて熱を帯びてきてA面を聴き終えるころ…

OTIS RUSHを聴く

Chicago The Blues Today!をずっと聴いていましたが、Vol.2のOTIS RUSHを聴いていたら、たまらなくOTIS RUSHが聴きたくなってしまいました。まあ、Chicago The Blues TodayではOTIS RUSHのギターよりも独特な枯れた歌声に耳がいってしまい、そうなるとあのギ…

Chicago / The Blues / Today!

昨日、懐かしい話をして、久しぶりに近況が聞けた。しばらくその時の気持ちを思いだして、あまりにも時間が流れるのが早い事、もう20年以上も経っている事に気づいて驚いた。20代の頃の自分とは中身も姿も変わったけど、変わらないものも多い。思い出はず…

  Bobby Bland 「SAD STREET」

6月23日にBobby Blandが亡くなりました。とても好きなシンガーだったのでショックが大きかったです。 Bobby BlandといえばDuke、ABC、Malacoなどで沢山の録音があり、どれもそれぞれの良さがありますが、特にDuke時代のアルバムやシングルはよく集めまし…

  Lightnin' Hopkins 「Something Blue」

ライトニンに駄作無しと言われますが、どの時代のどの録音でもライトニン。 いい意味でどれも同じ、曲や年代やレーベルやバンドが違ってもライトニン。 この人だとすぐに判るギター、歌、まさに唯一無二の個性。 ライトニンで人気があるのはモジョ・ハンドで…

  THE CARTER BROTHERS 「SOUTHERN COUNTRY BOY」 

最近買った7インチで一番嬉しかった1枚。 THE CARTER BROTHERSは大好きなグループで、初めて聴いたのは15年くらい前。 P-Vineから出ていたCDをジャケ買いして、当時、シャウター系の歌が大好きだったので、一発で気に入りました。 ちょうどハマっていた…

  Ike Turner's Kings Of Rhythm 「Down And Out The Cobra Sessions 1958-1959」

昨夜は鶴舞のJIMS PLACEさんに行きました。 MK−5、鵜骨鶏エピソード2、ワルダクミの演奏を聴きました。 出張帰り&最近気疲れする仕事が多くて、結構疲れていましたが、 グイっと飲んで、音楽聴いて、リフレッシュできました。 ワルダクミ・・・ワルとい…

  Hound Dog Taylor 「Release the Hound」

Hound Dog Taylorを初めて聴いたのは10代の頃。当時、村八分やストーンズの カバーバンドをやっていた時、バンドメンバーにマディやエルモアのレコードと一緒に 録音してもらいました。マディはまだピンとこなかったけど(後にピンどころかビンビンに きま…

  V.A 「シカゴブルースの25年」

オムニバスはいろいろ聴きましたが、これはP-Vineの傑作だと思います。 オリジナルは81年に4枚組みで出ていました。その後、12曲追加されてCD化。 更に6曲追加されて、デジタル・リマスタリングで音も良くなって再発されています。 聴いてみたかった…

  T-Bone Walker  「CALL IT STORMY MONDAY BUT TUESDAY IS JUST AS BAD」

先日のOtisのセッションで演奏されていたStormy Monday、すごく良かったです。 ブルースの定番中の定番で、プロもアマも多くの人が演奏しています。 セッションとかでもよく聴きますが、ああいう曲は緊張感を保つのが大変です。 中だるみし易いし、妙に曲が…

  B.B.king  「Singing' the Blues」

久しぶりにレコードネタです。 最近、B.B.Kingをよく聴いています。車の中では60〜70年代のアルバムをCDで、 家では初期のアルバムをレコードで聴いています。 それぞれの年代、もちろん現在も素晴らしいアルバムを出しています。 B.B.Kingの場合、各年…

  Joe Louis Walker 「COLD IS THE NIGHT」

先日のJapan Blues & Soul Carnivalで観ましたJoe Louis Walkerですが、 思いのほか歌が良くて驚きました。最近のアルバムを聴いていなかったし、80年代の アルバムを少し聴いていただけなので、こんな感じだったっけ?という感じでした。 で、以前聴いてい…

 Jimmy Reed   「ROCKIN' with REED」

今年はセッションとか行こうかな、じゃ、スタンダードな曲を何か覚えなきゃ。 と思い、最近、Jimmy Reedをよく聴いていました。 大好きで、以前はよく聴いていました。いざ自分が演奏するつもりで聴いてみると、 難しい曲が多いです。だって、小節がいい加減…

  Buddy Guy  「Left My Blues In San Francisco」

職場が移転したのを機に、車通勤になりました。 読書ができない替わりに、音楽がたっぷり聴ける(今までもウォークマンで 聴いていたけど、時間が少なかったのです)という事で、持っているCDを順番に 聴き直そうと思っております。 最近、久しぶりにJunio…

  V.A  「NEGRO PRISON SONGS FROM THE MISSISSIPPI STATE PENITENTIARY」

特に濃厚なBluesが聴きたい気分の時に、たまーに聴くレコードです。 Bluesを通り越していますが、無情さ、希望、諦め、悲しみ、怒り・・・ などが、これでもかとスピーカーから溢れてきます。 邦題「ニグロ囚人の歌<ミシシッピー州連邦刑務所にて収録>」 …

  John Lee Hooker  「plays & sings the blues」

最近、レコードネタがソウルばかりなので、たまにはBluesも。 61年CHESSからのアルバム。51〜52年録音の編集盤。 ふと「Baby Please Don't Go」が聴きたくて、引っ張り出して聴いておりました。 CHESSのJohn Lee Hookerと言えば、やっぱり「House Of The Blu…

Jimmy Reeves Jr 「Born To Love Me」

先日やりましたレコードの日では、Bluesと言えばCHESS、CHESSと言えば Muddy Watersという事で、マディウォーターズをテーマにしました。 その準備もあり、ひたすらマディのレコードばかり聴いていました。 そのおかげでマディの良さはもちろんですが、改め…

  John Lee Hooker 「HOUSE OF THE BLUES」

先日、ブルースはダンスミュージックだ!なんて話をしていました。 そこで頭に浮かんだのはこの人。John Lee Hookerです。 ワンコードのブギでグイグイ押していき、人を躍らせてしまう そのパワーはスゴイ。かと思えば、濃厚でダウンホームなブルース では、…

  gary smith 「amplified blues harp demystified」

最近、NobuさんにごっそりとDVDを借りました。 予想通りハーモニカ物ばかりでしたが、 その中でハマった1本です。 gary smithの「amplified blues harp demystified」 教則ものですが、そのまま観ていても充分楽しめます。 アンプリファイドされたハーモ…

  「And This Is Free」

またまた最近観た映像の話です。「And This Is Free」。 少し前置きを・・・ 数年前、P-Vineから[And This Is Maxwell Street」という2枚組のCDが 出ましたが、それは80年にRounderから出ていたRobert Night Hawkの 「Live On Maxwell Street」の完全版…

  Washboard Sam

某サイトでSP盤の話題が盛り上がっていて、読んでいて すごく勉強になりました。戦前ブルースの録音に関する事、 CD化されているものの回転数がオリジナルと違う(ピッチ、 テンポ、歌声が違う!)・・・など、かなりマニアックな内容 ですが、面白かっ…

  GUITAR SLIM 「The Thing That I Used to Do」

前回のLittle Walterが結構反応が良かった(?)ので、またSP盤ネタです。 これもBluesファンはよく知っている名曲ですが・・・ GUITAR SLIM 「The Thing I Used to Do」(1953,Specialty)。 この人もLittle Walterと同様に奔放な人生で、酒が原因で32歳と…

  Little Walter 「JUKE」

これはもうハーピストとかBlues好きな人なら誰でも知っている曲。 Little Walterの「JUKE」(1952,Checker)です。 いろんな人がカバーをしていますし、Five Minutesのレパートリーでもあります。 Little WalterはMuddy Watersのバンドにいた事でも有名ですが…

  Jay Mcshann 「Confessin' the Blues」

久しぶりにレコードの話です。 最近買ったレコードを順番に聴いていたら、お気に入りの音を発見。 Jay Mcshannの「Confessin' the Blues」(CJ128)。 数年前ブルース100周年記念という事でブルースムービープロジェクト というのがあり、何本かブルース関…

Luther Allison 「NIGHT LIFE」

久しぶりにレコードの話。 Nobuさんのリクエストで「Help Me」という曲を演ろうと 思っていまして、もらった音源を聴いている内に、これは確か Luther Allisonのバージョンがカッコ良かったな・・・ と思い出し、delmarkのデビュー作「Love Me Mama」という…

  EDDY CLEARWATER 「The Chief」

さーて、今年もブルースカーニバルへ行きますぜ。 今年からはブルース&ソウルカーニバルという事でオーティス・クレイが来ちゃいます! 楽しみだなー。でもブルース以外興味が無い人には反応悪かったりして。 で、もっと楽しみなのがエディ・クリアウォータ…

  Lightnin' Slim 「Goin' Home」

もう、ここ最近蒸し暑くて堪りません。 こんな時には、余計に暑苦しい音が聴きたくなるものです。 真夏に熱いお湯割りを飲んで汗をかきたくなるのと似ています。きっと。 ルイジアナの湿地帯をイメージしてしまうジメジメ湿った感触と暑苦しさ・・・ ミシシ…

SON HOUSE 「The Complete Library Of Congress Sessions」

最近、アコースティック・ギターに付けるピックアップ選びで悩んでいます。 今やっているユニット”Five Minutes"でアコギを使っていますが、 音色(音質?)の大切さを身に沁みて感じる今日この頃。 アコースティックで良いなあ〜と思う音は沢山あります。 …