John Lee Hooker 「HOUSE OF THE BLUES」


  



先日、ブルースはダンスミュージックだ!なんて話をしていました。
そこで頭に浮かんだのはこの人。John Lee Hookerです。
ワンコードのブギでグイグイ押していき、人を躍らせてしまう
そのパワーはスゴイ。かと思えば、濃厚でダウンホームなブルース
では、聴き続けたら滅入ってしまうくらいの重さ。
何とも極端ですが、両方ともブルースの良さでもあり、それを体現
している人だと思うのです。
このアルバム「HOUSE OF THE BLUES」はブルースでは定番のアルバム
ですので聴いた事のある人も多いと思います。
ブルースを聴き始めた当初、ジャケのインパクトが強くて買いました。
このアルバムの他にも、サニーボーイの浮浪者ジャケなんかを眺めては、
ブルースの世界を妄想していました。
内容は、51〜54年の録音。チェスへは51年から録音しています。
最初は、1曲目の奇妙な音にビビリました。今聴いても、なんとも
やり過ぎ感はありますが、それも魅力の一つ。
48年のデビューからいろんなレーベルで録音していますが、
晩年まで基本的にスタイルは変わらず。聴けばこの人とすぐわかる
唯一無二の人。考えてみたら、ブルースは音楽的にはシンプルな
構成ですが、その分、個性的な人が多くて、その個性の多さが、
ブルースの世界を広げている、と言えるのかもしれませんね。
(なんだか当り前の事かもしれませんが・・・)
因みに写真のレコードはレコード集めにハマっていた頃に、ようやく
見つけたもの。ピカピカの1stプレス。若気の至りです。
手に入れた時、相当嬉しかった、思い出の1枚です。


↓あと、この映像も大好きです。