GUITAR SLIM 「The Thing That I Used to Do」




前回のLittle Walterが結構反応が良かった(?)ので、またSP盤ネタです。
これもBluesファンはよく知っている名曲ですが・・・
GUITAR SLIM 「The Thing I Used to Do」(1953,Specialty)。
この人もLittle Walterと同様に奔放な人生で、酒が原因で32歳という
若さで亡くなっています。
この人のライブは強烈だったそうで、派手な衣装と長いシールドを使って
客席から店の外まで練り歩いたなんて何かに書いてありました(はず)。
それだったら、バディ・ガイもこの人に影響を受けているんでしょうか。
ルイジアナニューオーリンズで活動していた人ですが、この曲を聴くと
地域やジャンルの分類は無意味だなあ、と感じてしまいます。
全体はユルいのに、ギターの歪んだ感じとザラついた歌声は耳に残る
というよりも胸に残る感じ。
う〜ん、もっと解りやすく言うとカルピス飲んだ後みたいな感じ(?)。
完全に独断と偏見ですけど。
因みにレイ・チャールズがバックに加わっていたりします。
この録音は20代。その若さでこの迫力、気だるさはスゴイ。
そう思うと、僕なんてまだまだひよっ子、お子ちゃまだなーと思うのです。
もう37ちゃいでちゅけどね。