HIP LANKCHAN 「ORIGINAL WESTSIDE CHICAGO BLUES GUITAR」

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60年代のシカゴ、ウエストサイドのブルースと言えばマジック・サムだけど、同時期にこのヒップ・ランクシャンもいたのです。録音が少なくて全然、知名度が無いのですが、80年代にJSPから出された音源がP-VineでCD化されて、こうして聴くことができました。70年代になりたくさんレコーディングをしているのですが、80年代に亡くなっており、悲運の人だと思う。ただ、このCDに入っているファースト・アルバムや他の録音を聴くと、マジック・サムを聴いて感じるあの独特の空気感があって、特にファンキーなインスト曲では「なにこれ、最高」と思わず言ってしまう内容です。ミドルテンポの曲も良いし、ギターも歌も良い。こんな人が埋もれているなんて、当時のシカゴには他にももっと沢山の素晴らしいブルース・マンがいたんだろうなあ。と想像できます。因みに、このCDはずっと聴かずにいたCDの中の1枚。自分の部屋でも埋もれているんだから、何だか申し訳ない気分になったりして。マジック・サムが好きな人は気に入ると思うなあ。こういう録音を聴くと、とても得をした気分になれる。まだまだ聴いていない盤があるし、改めて聴き直したい盤もあるので、しばらく自分のCDやレコードを発掘する事にします(笑)