Joe Louis Walker 「COLD IS THE NIGHT」



先日のJapan Blues & Soul Carnivalで観ましたJoe Louis Walkerですが、
思いのほか歌が良くて驚きました。最近のアルバムを聴いていなかったし、80年代の
アルバムを少し聴いていただけなので、こんな感じだったっけ?という感じでした。
で、以前聴いていたレコードを改めて聴き直してみました。


Joe Louis Walker 「COLD IS THE NIGHT」(1986年HighTone Record)
このアルバムの他には88年の「The Gift」をよく聴いていました。「The Gift」の方がより洗練されて
いますが、やはりBlues復帰1枚目のこのアルバムが、当時のスタイルを象徴している気がします。
Otis Rushの「Right Place Wrong Time」が大好きで、それがHighToneから出ていましたので、
同じレーベルの同時期のアルバムという事が、これを聴いたきっかけです。
といっても、僕が聴いていたのは今から15年くらい前ですので、その当時でも10年前のレコード
を聴いていたことになりますが・・・
今聴き返すと、思いのほかモダンな音です。ストラトの音やオルガンのアレンジ、曲の展開など、
同時期にヒットしたRobet Crayとよく似た世界です。
80年代半ばは、そういう時代だったのかもしれませんが、今聴いても曲のアレンジが洒落ていて
音色も心地よくて、好きな世界です。
当時はあまり気にしていなかったのですが、やっぱり歌がソウルフルで良いです。
調べたところ、もともとはBluesの人でしたが75年にGospelに転身して、85年にBluesに戻った
とのこと。どうりで歌が良いはずです。
最近のアルバムも評判が良いみたいなので、聴いてみたいです。
バーナード・アリソンの代わりに急遽来日したことで改めて良さに気づきましたが、こうなると
今回来れなったバーナード・アリソンも気になるところです。
リアルタイムで活躍しているブルースマンでカッコイイ人は沢山いるでしょうし、歴史的な名盤や
定番だけでなく、現代のBluesももっと聴かなくちゃ。と思いました。
う〜ん、Bluesは深いですねえ。