THE CARTER BROTHERS 「SOUTHERN COUNTRY BOY」 



最近買った7インチで一番嬉しかった1枚。
THE CARTER BROTHERSは大好きなグループで、初めて聴いたのは15年くらい前。
P-Vineから出ていたCDをジャケ買いして、当時、シャウター系の歌が大好きだったので、一発で気に入りました。
ちょうどハマっていた時に再結成、しかも当時、新宿であったパークタワー・ブルース・フェスに来日すると知って、聴きに行きました。
再結成のアルバムもよく聴いたし、生で聴いた時は興奮したなあ。


カーター・ブラザーズはロマン・カーターとジェリー・カーター、アル・カーターの3兄弟を軸にしたグループ。
60年代の南部で人気のあったグループでしたが、ジュウェルから7枚のシングルを出して消えてしまいます。
そのシングルを集めて、80年に世界で初めてアルバムとして出したのがP-Vine。素晴らしい仕事です。
ジャケも最高です。CDで持っていましたが、思わずレコードも買いました(笑)



ジュウェルと言えば60年代、チェスやエクセロと並んで黒人マーケットに人気のあったレーベル。
それまでマイナー・レーベルでシングルを出していたカーター・ブラザーズは、ジュウェルの力もあって南部で人気を得ていきますが、そのジュウェルからの1枚目がこのシングル。
B.B.kingのようなモダンなサウンドですが、そこにザラついた歌が乗っかり、なんとも絶妙な南部風味(あくまでもイメージですが・・・)になっています。
他にもいい曲はありますが、カーター・ブラザーズといえば、真っ先に思い浮かぶのがこの曲でした。
そのうち、ひろっぷくに持って行きたいと思います。