浅川マキ 「LIVE」

f:id:hiro0609:20191125145731j:plain

1972年リリースのライブ盤。浅川マキの3枚目で初めてのライブ盤。もうずっと昔に浅川マキのレコードは聴いていたのですが、しばらくご無沙汰しておりました。今回、レコードを処分する音もだちから、このアルバムを譲ってもらいました。真夜中に飲みながら、歌詞を眺めながら聴いていましたが、スピーカーの中に吸い込まれるというのか、暗闇に引きずり込まれるというのか、とにかくその世界に入り込んでしまう自分にふと気づいて、あら、これはまずい。となるのでした。いや、別にまずくないのですが、今はその気分じゃないというか、そういう気分じゃない時にそこにハマると大変というか、要するに今の気分を変えてしまう力があると感じるのです。僕は古い音楽も新しい音楽も聴くのですが、音と同じように言葉も時代によって変わるところがあって、その時代だから歌えた事、その時代の表現というものがあると思うのです。テーマや内容は普遍的だけど、表現が違う。でも、その表現によって言葉やテーマのイメージが変わる。当時ならもっと響いたかもしれない、でも今だからこそ感じる事ができる何かがある。だから今でも人気の盤だし、こうしてまた「イイなあ~」と感じる僕みたいな人もいるわけです。なんかダラダラ書いてしまいましたが、要するに、とてもいい盤です。ありがとうございました。