Freddie Scott 「Cry To Me」

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Freddie Scott「Cry To Me」

1966~67年のShout録音を集めたもの。しかし最近のOldays Recordsの再発は素晴らしい内容が多い。このアルバムも即買でした。
キャロル・キング作の「ヘイ・ガール」が有名ですがタイトル曲の「Cry To Me」や「Are You Lonely For Me, Baby?」などの代表曲や「Shake A Hand」など聴きどころが沢山。どちらかと言うと僕はスローが特に好み。

話が変わりますが、LOVE LETTERSの音源作りも佳境に入り、昨日、マスターをようやく発送しました。これでもう修正できません。各パートの音作りやミキシング、マスタリングでは常に悩み、迷い、今でも満足していません。悩んだ時には好きなアルバムを聴いて参考にしました。このアルバムもそうだし、定番のオムニバスアルバム「ソウル・ディープ」の1~3、O.V.Wrightのボックスとかたまたまオーディオの近くにあった盤をかけて、音色や質感、歌の存在感などをチェックしました。まあ、当然だけどいくら近づけようとしても無理だし、歌が入れば完全に別物になってしまうし、そもそも今の音にならない(笑)まあそれ以前に完全に素人の作業なので素人な音になっています。

で、今回、今までとは違う視点でいろんなアルバムを聴いてみて、改めて昔のソウルは自由な作り方をしているし、いろんなチャレンジをしていると感じました。

このFreddie Scottも車で聴くと曲によって左右のバランスがいろいろ違っていて面白い。リズム隊が完全に左、ホーンやコーラスが完全に右に振られているけど、それはそれで違和感なく聴こえたり、歌のリバーブの深さもいろいろ。改めて、音作りに正解は無いし、自由にやればいいんだな。なんて思いました。あとは勇気かな(笑)

Chuck JacksonなどShoutの録音は好きなものが多いけど、やはりこの人も素晴らしいな。それからOldays Recordsも素晴らしい。もうすぐ出るイントルーダーズの1枚目を狙っております。