Clarence Carter 「I’m The Midnight Special」



73年のFameからのシングル。同年のアルバム「SIXTY MINUTES WITH CLARENCE CARTER」で初めて聴きましたが、ホーンもゴキゲン、ノリノリな曲ですぐに気に入りました。僕はこの人のアルバムジャケが大好きで、このアルバムも本人が時計の文字盤の中に入って、よりかかるイラストがとても良いのです。時計の針は12時ちょうど、足は18時、手は45分、秒針は10秒、何か意味しているのかな?と思いきや、答えが見つからない、何も考えていない感じが良いのです。しかもアルバムタイトルに反してアルバムは60分じゃないし、そういうのも含めて、もうたまらないのです。Fame録音のクラレンスカーターは傑作揃いですが、この曲もG.Jackson作、プロデュースはRick Hall、ホーンはMuscle Shoals Hornsという事で、良いに決まっております。あと、この人の魅力はコミカルというか、下世話でいて、洒落っ気があるところ、そして何よりあっちの方面に自信満々な感じ、このタイトルだって堪りません。この曲を聴いていると、いやらしくニヤリと笑う本人の顔が目に浮かびます。という事で、これも明日(今日)のOTIS’に持っていきます。一緒にニヤリとしましょう。