Ted Taylor 「Something Strange Is Goin' In My House」


1970年、Ronnからのシングル。50年代はゴスペル、ドゥーワップ、R&Bのグループを経てソロに転向。ハイテナーな歌が売りの人ですが、60〜70年代のRONN、JEWELでの録音はそれらのルーツをベースにベテラン風味が加わり、しかもファンキーな曲でのセクシーさ、というよりいやらしさ(笑)が実に心地よいです。70年のこのシングルは、そんなファンキーでいやらしい、カッコ良さが際立つ1曲。ホーンのアレンジ、ギターの音色がとても洒落ていて耳を持って行かれますが、その隙間で時折顔を出すベースラインのおいしいフレーズがワクワクさせます。まあ、ソウルや黒いのが好きな人には人気がありますが、決してメジャーなシンガーでは無いし、この曲も有名曲では無いです。しかし、メジャー級には無い魅力があるわけで、そんなシンガーや曲は沢山あり・・・そして少しずつ少しずつ、泥沼にハマっていくのでした(笑)という事で、この盤も来週8日のOTIS'レコードの日に持っていきます。