Otis Redding  「Otis Blue」




金曜日の昼間から左目が腫れはじめて、土日には真っ赤になり
なんだかエライ事になりました。で、昨日、眼科へ行ったら強い結膜炎
になっていて、ウィルス性の可能性が高いと言われました。
診察後、プチ隔離されて何となくブルーになりました。
この2週間、喉は腫れるは、鼻もおかしいし、挙句に結膜炎・・・
なんだかずっと体調が悪いです。今週末には元気に歌が歌いたいなあ。
あ、ライブもリハもセッションも行かない2週間というのは、何だか久しぶりな
気がします。その分、沢山レコードは聴きましたが・・・
Otisでもう一枚。ジャケも内容もタイトルも大好きなアルバムです。


Otis Redding 「Otis Blue」(1965 Volt 412)
ジャケに貼ってあるステッカーの通り、このアルバムにはストーンズ
SATISFACTIONが入っています。しかし、それよりシビれるカバーは
サム・クックのCHANGE GONNA COMEです。歌もアレンジもOtisの
世界で表現されていますが、全体的に原型に近いと思います。
それほど、この曲自体が持つ力が強いという事でしょうか。
Otisのバージョンも素晴らしく、やはり引き込まれてしまいます。
この他にも、このアルバムにはShake、Wonderful Worldと計3曲、
サムのカバーが入っています。それぞれサムとは違う、もっと濃い、
汗の滴るような、ある意味サムよりも黒人らしい、黒い歌に仕上がって
います。それは、まるでハーレムスクエアのライブで、黒人聴衆を前にした
サムの姿、歌のように。
あと、カバー曲のタイトルが微妙に変えてあったり、端折られています
が、これも自己主張に思えてきます(笑)
大半がカバー曲ですが、Otis以外の何者でもない一枚。
Otisは他のアルバムでもカバーが多いのですが、どれもOtisの色になって
いるのがスゴイです。
良いと感じた曲を消化して、自分の表現で再生する、それで人の心を
動かす・・・多くの人が同じような志でカバーをしていると思いますが、
なかなか辿り着けないところでもあります。
僕もいつかそんな風になりたいものです。