Day 4 : Magic Sam and Shakey Jake / "Magic Rocker"



ほんとうに衝撃を受け、かつ今でも聞き続けている(ごくたまにであっても)生涯のお気に入りアルバムを10枚。毎日ひとつずつジャケを投稿する。説明は不要。毎日誰かを指名する事。


Face Bookで指名されたのでやってみます。が、10枚選ぶのは無理(笑)とりあえず、主旨に合うアルバムを適当にあげていきます。
説明は不要というルールなので、ジャケの写真だけ投稿していますが、さみしいのでこっちで少し書きます。といってもアルバムの内容については専門家に任せて、選んだ理由とか思い出とか書きます。


Magic Samと言えばデルマークレーベルの「West Side Soul」や「Black Magic」、そして定番のライブが人気。もちろん僕もそれらは大好きで数え切れないくらい聴きました。弾き語りで自宅で録音した「Give Me Time」もかなりハマってコピーしたし、「Legend」もよく聴いたし、ライブ盤のブートやちょこちょこ発表されるライブ盤も。要するに、マジック・サムは大好きなのです。その魅力はいろいろあるけれど、Give Me Timeを聴いたときは特に楽曲の幅広さが新鮮でした。それを踏まえて他のアルバムを聴いたら印象が変わったのを覚えています。ルーツや好みはああいう音楽で、その上でこれをやっているんだな。なんて、サムを理解したつもりで聴いていたものです。若気の至りです(笑)全く話が逸れましたが、このMagic Rockerは彼がシカゴに出てきた当初、叔父のShakey Jakeと活動していましたが、その時期にCobraとArtisticに録音したものを集めたものです。これらの録音はあまり売れなかったし、All Your LoveもEasy Babyもデルマークでも録音していますが、やっぱりコブラが好き。ここに収められている曲は全て文句なしに好きだし、このレコードはモノラル盤なのもいい。盤も重いし、ジャケが簡素なところ以外、完璧だと思う。そして、何といっても思い入れがあるのは、裏ジャケのライナー。マジック・サムが亡くなって間もない頃に書かれたライナーが載っていますが、英文なので細かいニュアンスはわからないものの、一生懸命読んだ思い出があります。因みに、最近ライブをしていないけど、3ピースでマジック・サムなどのブルースやソウルをやろうと思って作ったバンド「Hiroki & The Magic Rockers」はこのアルバムから名前を付けています。あと、このライナーには、サムは1937年の2月14日にMississippiのGranadaで生まれたと書いてあります。僕がLOVE LETTERSなどで愛用しているEpiphoneのフルアコエレキギターは1964年のGranadaです。こういう偶然は嬉しいなあ。その頃はサムが軍から帰ってきて音楽活動を再開して録音もしたけれどパッとしなくて、小さなバーで演奏し、もがいていた頃。Out Of Bad Luckはそんな生活から抜け出すんだ、と歌って、本当に抜け出すきっかけになりましたが、そんな生活だったその頃に生まれたギターを自分は使っているんだな、なんて想像を膨らませたりしています。まあ、書き出すとキリがないけど、そんなアルバムです(笑)