56回目


昨夜は第2火曜日という事で、SlowBlues火隣灯ブルースセッション、ひろっぷくでした。
セッションでは今月もSame Old Bluesを歌ってみました。やはりまだまだ。こうなったら毎月演って、みんなに成長過程を見届けてもらおうかと思っております(笑)


今月のひろっぷくは先月に続いてB.B.KINGにしました。




「Guess Who」
1.Guess Who
2.Five Long Years(1966KENT)
3.Five Long Years(1972ABC)


1972 abc recordsからのアルバム。ABCには63年から移籍し、これが10枚目のアルバム。先月取り上げたIndianola Mississippi Seedsと同様に、様々な有名ミュージシャンが参加しており、仕上がりも聴きやすい内容です。やはりバックの中ではCornell DupreeBernard Purdieが注目されやすいですが、全体を通してB.B.Kingの歌とギターの艶は変わらず、どこからどう聴いてもB.B.Kingの世界そのもの。このアルバムのインパクトとしては、1曲目のSummer In The Cityの軽快でファンキーだけど黒くレイドバックした独特な気持ち良さが、この頃の目指す方向を示しているようで印象的でした。ただ、今回はそれではなく(笑)、タイトル曲のGuess Whoと定番曲Five Long Yearsをかけました。タイトルのGuess WhoはB.B.Kingのレパートリーの中でも有名で人気がある曲。Guess Whoはせっかくなので、7インチでかけました。そしてFive Long YearsはKENTの再録ですので、KENTの7インチと聴き比べをしました。というのも、僕はKENTのFive Long Yearsが大好きなのです。歌、ギター、リズム、あの曲、あの録音でしか成し得なかったと思えるような緊張感とそれぞれの化学反応に何度聴いても痺れてしまうのです。そしてGuess Whoのバージョンもとてもいい演奏でこれぞB.B.Kingのブルース、という内容です。1966年のFive Long Yearsは67年の人気アルバムThe Jungleに入っていますが、The Jungleは61年前後に録音されたものを集めているので、これもそのあたりと思われます。61年頃のKentと72年のABC、この10年の変化を聴き比べると、当時のB.B.Kingの路線、時代が求めている音が想像できて面白いものです。
さて、来月は年末バージョンですので、SP盤&蓄音機です。是非お越しください〜