Japan Blues & Soul Carnival


今日はBottom LineへJapan Blues & Soul Carnivalに行きました。
何と言ってもお目当てはSolomon Burke。土日の出張で疲れていたけど、
前売を買っていたこともあり、がんばって行って良かったです。
まずはCorey Harris。デビュー間もない頃に観ましたが、その頃は戦前Bluesを
基調にしていて、1、2枚目のアルバムも当時の気分に合っていてよく聴きました。
それも13年前(月日が経つのは早い・・・)という事で、さすがに今日の姿は
その頃の若々しい姿と違い、貫禄がありました。
スコセッシのBlues映画にも出ていましたが、アフリカ音楽をはじめ、いろんな音楽に
影響を受けているのがよくわかる、なんともボーダーレスな感じでした。
ストレートなBluesとそれらの曲を織り交ぜて演奏しても、それが自然に感じるところ、
ジャンルの壁を感じさせないところに実力を感じました。
次はJoe Louis Walker。80年代のHIGHTONE RECORDのアルバムをよく聴いていましたが
これまた貫禄が出ていました(当たり前ですが・・・)。
ワンパターンを押し通す潔いギターも良かったけれど、歌がかなり良かったです。
やっぱり歌の説得力、存在感に勝るものは無いと実感。最近のアルバムを聴きたく
なりました。
そしてSolomon Burke。まあ、とにかく、生で聴けるだけで大満足。聴く前からそういう
気持ちでした。だってここ数年の映像はかなりの巨体で、いつも座っている姿ばかりだし・・・
ところが、とんでもなかったです。歌い出しから終わりまでシビレまくりました。
ステージの幕が開いて、あの王様のような椅子に大所帯のバンド(15人編成!)の姿を
見ただけで、テンションが上がりました。
そして本人の登場(リフトみたいな機械に運ばれて・・・)。
おおっ、本物だ!しかし、すごい体だなあ、大丈夫かいな。
と、思いきや、一曲目の歌い出しでそんな不安も吹き飛びました。
最初から最後まで激しさと優しさの起伏に富んだ歌声に翻弄されっぱなしでした。
アトランティック時代で好きな曲があるのですが、演らないかな〜と思って聴いていましたが、
演りませんでした。しかし、ああこの曲もあったな、ああこれもだ、と、知っている曲が
多くて、改めてソウルの重鎮である事を実感しました。
大所帯のバンドもいい演奏でした。コーラスの2人がキュートだったなあ・・・
コーラスの1人が歌っている王様の頭の汗を何度も拭きふきしている姿が羨ましかったです。
と、とにかく、予想以上の内容で大満足でした。
三者三様のいい歌が聴けて、いい夜でした。