65回目


昨夜はSlow Bluesでひろっぷくでした。
今回は何故か大入りで賑やかなセッションでした。






やっぱり人が沢山いると楽しいものです。写真も撮ってもらえて有難い。


ひろっぷくは、暑い日が続くのでさらに暑く、Bobby Blandにしました。



Bobby Blandは50年代から2013年に亡くなるまで、一線で活躍していました。最初はモダンやチェスでシングルを出しましたが、有名なのはやはり50年代から在籍したDukeレコード時代。DukeがABCに買収されてからはABCでアルバムを出していて、85年からはマラコに移籍して2003年まで沢山のアルバムを出しています。マラコ時代で有名なのはメンバーズ・オンリーですが、後期のアルバムも良いのが多いです。僕は95年のSad Streetというアルバムが大好きで、当時、25〜26歳だった僕にとってはとても大人な音楽で、よく彼女と夜のドライブでかけていたので、そのアルバムを聴くと当時の彼女を思い出します。脱線しましたが、今はすっかり大人になりましたが、今聴いても大人のブルースを感じます。まあ、大人のブルースを味わいたい方は是非、Sad Streetを聴いてみてください。


今回かけたのはこの3曲。


1.I Pity The Fool (1961 duke)
2.Stormy Monday Blues (1962 duke)
3.Lets The Good Times Roll (1976 ABC)


1.I Pity The Fool 1961 duke、1961年のDukeからのデビューアルバムに入っている曲。2.Stormy Monday Blues 1962 duke、ブルースの定番曲。47年のTボーンがオリジナルでSPをここでもかけましたが、セッションで演奏されるバージョンとはかなり印象が違います。セッションで参考にされているのはオールマンの71年のカバーだと思いますが、その元がこのブランドのバージョンかなあ、と思います。まあ、どちらにしても、歌の印象が全然違います。3.Lets The Good Times Roll 1976 ABC、Together Again Liveというアルバムの1 曲目。70年代のBBとの共演は有名でライブ盤が人気ですが、その中の1曲。BBらしいギターと歌、ボビーの歌の対比が面白いです。どちらかというと、BBの方が落ち着いている雰囲気ですが、どちらもゴスペルがルーツにある歌で、聴きごたえがあります。


という事で、ボビー・ブランドでした。セッションでも女性のブルースシンガーは何人かいますが、男性のブルースシンガーは少ないですし、若い人ではまず見ないので、そういう人が現れると面白いなあ、と思います。ブランドはキャリアが長く、良いアルバムを沢山出していますので、またその辺りを紹介したいと思います。