不思議な果実 アメリカ黒人詩集



恥ずかしながら私、曲を作ったりします。
それに歌詞も書いたりします。勢い良く書けるときもありますが、つまずく時もあります。で、煮詰まったときに読むのがコレ。
「不思議な果実 アメリカ黒人詩集」
1968年の本で、これは1988年の再版。ゴスペル、ジャズ、ブルースの歌詞とか、黒人の詩人の作品を集めたもの。
20歳くらいのころに買って、ずっと身近に置いている長〜いつきあいの本。 
歌詞としては、あまり参考になりません。
だって自分の生活とか感覚と、あまりにかけ離れていて。。。
まあ、当たり前ですけどね。奴隷制の頃の話と今の自分の生活じゃあねえ。。。宗教も違うし。。。
もちろん、今も昔も変わらない感覚、共感するところも沢山ありますけどね。
で、この本の好きなところは、言葉のパワーが伝わってくるというか、ありのままの感情や情景がこっちに飛び込んでくる感じ。
読んでいると、表現方法はなんでもいいや、カッコよくなくてもいいよな、と思えてきて、結局「そんなに悩まなくていいか」となる訳です。
まあ、出来上がってみると、この本とはかけ離れた歌詞になってしまいますけどね。。。
あと、この本についていた帯の言葉がいいんです。


「悲しみと怒りとパンチとリズム」


この本そのまんまです。最高のキャッチコピーです。