THE OJAY'S 「COMIN' THROUGH」

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これまた面白いCDが出たものです。THE OJAY'Sと言えば70年代のフィリーサウンドを思い出しますが、63~65年のインペリアル時代の録音、彼らのファーストアルバムがCDで聴けるとは。しかもオリジナルアルバムの12曲に当時のシングル8曲がボーナストラックというCDというフォーマットで、現代だからこそできる内容。ボリュームたっぷりだけど、あっという間に聴けてしまう充実の1枚。まあ、このあたりは1曲が短いからね(笑)ファーストアルバムはA面とB面でプロデューサーが違うという事で、前半スウィート、後半アーリーソウルといった色が違うのも面白い。良い曲が沢山あるけど、やはりLipstick Tracesなんかを久しぶりに聴くと、改めて曲の素晴らしさ、そのアイデアに感動するなあ。フィリー時代とは違う魅力が沢山詰まっているけど、こういうバックグラウンドがあって、あそこに行くんだな、というのが想像できたり、できなかった部分もあったり、こういうアルバムによって新たな一面が感じられるのはなかなか面白いです。これは良いアルバムだと思います。いろんなソウルがあるけど、まだまだ沢山聴きたくなるし、知らない事ばかりだ(笑)