53回目


昨夜は第二火曜日という事で、火隣灯ブルースセッション、ひろっぷくでした。
お盆休み前の影響か沢山の参加者で盛り上がりました。火隣灯ブルースセッションは11年目突入。僕が火隣灯セッションに初めて参加した時は、本当に緊張してドアを開けるのを躊躇ったのを憶えています。下手っぴな僕を温かく受け入れてくれて嬉しかったなあ。今回も常連さんから初めての方、おじさんから若者、男性、女性、いろんな参加者が楽しんでいる姿を見て、これからも末永く続いて欲しいと願わずにはいられませんでした。ひろっぷくも今回で53回目という事で4年半続いていますが、少しでも盛り上げる力になれたら嬉しいです。


今回は引き続きB.B.Kingで。人気盤のThe Jungleを持って行きました。
前回のゴスペルアルバムをスナッピーがすぐに注文したのを見て、紹介したものを気に入ってくれた、新しい出会いのお手伝いができた事がとても嬉しかったです。本当はもう少しマイナーな盤を予定していましたが、そういう事で今回も手に入りやすくて良いものを紹介しようと思い選びました。



The Jungle (1967 KENT)
62〜67年に出されたシングルを中心にまとめたアルバム。Kentの契約が切れる前、61年ごろに録音されたものをあとからシングルで出していますが、とても良いものが多いです。Five Long YearsとかRock Me Babyとか、Blue ShadowとかBeautician Bluesとか・・・Rock Me Babyが入っていないのはさみしいですが、名曲が揃っています。The Bluesなど昔の雑誌を見ると当時の日本でもとても人気が高かった事がわかります。この時期のB.B.Kingは歌もギターも素晴らしいし、バンドサウンドの質感も気持ち良く、人気があるのも納得です。その後のABCではより洗練されたアルバム、例えばLucille とかGuess Whoとか、Live & Wellなどが出されていきます。このアルバム、The Jungleが出た67年にはABCからもアルバムが出ていて、その内容は明らかに違うわけで、新しいものと古いものが混在して出されていたその時代のアバウトな感じがまた面白いなあ、と思うのです。
今回選んだ曲は次の3曲。
1.The Jungle
2.Five Long Years
3.Beautician Blues
The JungleはCDのボーナストラックではホーンセクションが入っていない別バージョンが入っています。要するにホーンは後からかぶせてあります。明らかにおかしい感じなのですが、知ってから聴くと納得。しかし、知らなくて良いものも知ってしまえる良い時代です。もう一度聴くと新たな楽しみ方ができます。Five Long Years はeddie boydの50年代の曲でBBの代表曲。この後72年のGuess Whoでも再録しています。King時代のバージョンは大好きなのでひろっぷくでも7インチで何回かかけました。7インチとアルバムはやはり音が違うので、そのうちアルバムと7インチの聴き比べをやってみたいです。Beautician Blues は blues.the-butcherがやっていて、ホトケさんの歌の感じが好きで改めて好きになった曲です。他にも沢山良い曲が入っているので、お勧めです。


来月は9月8日(火)。スロブ17周年月間という事で、蓄音機とSP盤でB.B.Kingをかけます。是非、お越しください〜