LOVE LETTERS 1st アルバムができました

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改めて、LOVE LETTERSの1stアルバムができました。7月25日から販売しています。

11曲入、歌詞カード付きで1,000円です。

歌詞の内容についてはそれぞれの解釈にお任せしたいので、説明するのはやめておきます。レコ発ライブの時だけ特別に解説しました。ちょっと曝け出し過ぎたけど(笑)

ここでは、録音について書きます。

 

特に期限も決めなかったし、自分たちでレコーディングをしたので、録音を始めてから完成まで10ヶ月くらいかかりました。

プロのエンジニアに頼む方がクオリティが高いとは思うのですが、予算もあるし、きっちり準備して限られた時間の中で進めるよりも進めながら考えたい事も多かったので、今回は自分たちで行いました。

ただ、レコーディング経験は若い頃の宅録くらいしかなく、その頃と比べて飛躍的に機材が進化しているし、かなり戸惑いました。

まあ、これは正しいと思っているけど、曲自体の良さ、演奏そのものは録音技術では補えないし、ミキシングやマスタリングに正解は無い。それをずっと頭に置いていました。

しかし作業を進めれば進めるほど納得いかないし、やり直したくなるし、これでいいのかずっと葛藤しながら進めました。

ミスを発見しても、そのミスよりもタイミングやノリ、音色を優先してミスを直さない箇所がいくつもあります。歌については正直、半分以上は録り直したいくらい満足していません。まあ、これが実力とも言えますが(笑)

 

ミックスとマスタリングは数え切れないくらいやり直したなあ。

一番時間をかけたのは、それぞれのパートの音色、イコライジングとバランス。これはミックスをする人の好みやセンスが出るところだと思うし、メンバーそれぞれ自分の楽器に対する好みがあると思うのに、僕が決めてしまっていいのか、なんて考えると責任を感じたりして。1曲ずつ作業を進めて、基本的に同じ設定の曲は無いです。

全体のミックスやマスタリングで悩んだのは歌の存在感。いろんなレコードやCDを聴いて参考にしたけど、ほんとうにバラバラだし、どれが良いのかわからない。最終的に行き着いたのは、自分が好きなレコードやCDを参考にするという事。つまり、ソウルやブルースのレコードだけど、それでも量が多すぎる。そこで、さらに行き着いたのは、今、聴いているレコードとCDに決めて参考にしよう。という事で、Freddie Scotの「Cry To Me」とソウルのコンピ盤「Soul Deep Vol2」(Vol1が有名なのに(笑))でチェックしました。

その結果、全体的に今の音では無い感じになってしまいました(笑)ロックバンドの録音と比べると歌の存在感が大きいしギターよりもリズムの存在感が大きいと思う。あと、エフェクトが少なく感じる。実際にはそれなりに使っているけど。全体的に高域が少ないというか、抜けが良くないし、ある意味、素人ぽさがある。ただ、その辺りを補っていくと好みの音から離れてしまう。。。その繰り返しの途中で、諦めたと言っても良いでしょう(笑)

 

ラスト1ヶ月はマスタリングに悩み続け、マスターは9つ作りました。で、採用したのは8つ目(笑)

もう、その頃になると違いが簡単にはわからないレベルなんだけど、とにかく悩みまくりました。ステレオ、車、携帯・・・聴く環境によっても違うし。最終的に決断できたのはCDをプレスする上で、マスターを提出する期限があったから(笑)

 

いつか、最高の環境で作れたらなあ。まあ、みんなそう思っていると思うけど。

 

そう言えば、ミックスで悩んでいた時、車でサム・ベイカーのCDを聴いていたら、左が演奏、右が歌というソウルでは珍しくない潔いミックスを聴いて、もう何でもアリだわ。と目が覚めました(笑)

 

長々と書きましたが、素人の戯言です。本気でレコーディングに向き合っている人と比べたら全く大したことの無い内容で恥ずかしい(笑)

 

まあ、そんなアルバムですが、LOVE LETTERSの音楽がライブ以外で聴ける唯一のCDですから、是非、聴いていただきたいです。

 

 

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改めて、曲を作り、バンドでアレンジを決める。練習したりライブを繰り返して馴染ませる。録音して悩みながらミックスとマスタリングを行う。ジャケのデザインを決める。アルバム作り、何かを創り出す作業はめちゃくちゃ楽しいなあ。

早く次のアルバムが作りたいな。

 

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まずは、これを売り切ろう(^_^)