49回目


昨夜はSlow Bluesの火隣灯ブルースセッション、そして第2火曜日という事でレコードでいっぷくby石橋ヒロキでした。
セッションはいつものメンバーで賑わっておりましたが、ギターが多かったです。演奏の合間にあちこちからギターの音が聴こえてくるのが面白かったです。


ひろっぷく、今回は4周年記念という事でマナブっちに協力してもらい、蓄音機&SP盤でした。選んだ盤はリトル・ウォルター。
先週末の池田ヤング追悼ライブの続き。ヤングさんが愛し、再現しようと拘った50年代のウォルター、チェスサウンド。追悼ライブの帰りに、これをかけようと決めていました。2年前にもかけましたが、まあ、何度聴いても良いのもは良い。という事で、この3曲。





1.Juke 
2.Can't Hold On Much Longer
3.Mean Old World


まずは最初のヒット曲で代表曲のJuke。1952年Checkerでのシングル。22歳の時の録音。1948年にマディバンドに入りますが、この曲もマディとマディバンドでのレコーディング。当時のマディバンドはErnest "Big" Crawford(bass)、Jimmy Rodgers(guitar)、Leroy Foster(drums)ですが、ドラムは違った気がする。そしてそのカップリングのCan’t Hold On Much Longer。何度聴いてもカッコイイ曲。ウォルターは1952年のこのシングルのヒット後にマディのバンドを離れ、後釜にはJunior Wells が加入。ウォルターはジュニアのバックだった Aces をそのままバックにして活動を始め、バンドの名前もThe Jukes に。メンバーはご存知Louis & David Myers、Fred Below。わずか2年後の54年にルイスが、続いてデイブが抜けていきますが、この52〜54年の録音が一番充実していたと思うのです。という事で3曲目は53年のMean Old World。本当は人気曲のYou’re So Fineをかけようと思ったのですが、やはりこの時期が良いと思い変えました。54年にルイスが抜けたあとロックウッドが加入しますが、このあたりの話はBluesの本を読むとウォルターのやんちゃぶりや人間関係が複雑かつ人間味があって面白いです。
リトルウォルターはファンが多くて、詳しい人は多いのですが、僕は47年のオラネールの初録音から50年代前半が好きで、それ以外のCDやレコードも持っていますが、結局、そのあたりばかり聴いていました。が、やはり良いなあ〜と思ったので、聴きなおそうと思います。


さて「ひろっぷく」、今月で5年目突入です。毎月3曲かけますが、このペースだと一生大丈夫だわ(笑)と思っていましたが、気づくと4年が過ぎてビックリ。独断と偏見で曲を選んで拙い喋りで薀蓄を語り・・・僕なんかよりBluesが大好きな人達も多いし、プレイヤーは演奏したいだろうに、しかもグダグダになる事もあるし、これで良かったのだろーか。と思うこともしばしば(^_^;)皆さん、よく付き合ってくれています。ただ、目を輝かせて聴いてくれたり、ウンウン頷いて聴いてくれたり、質問してくれたり、突っ込んでくれたり、そんな時は本当に嬉しいし、やって良かったなあと思います。まあ、何より、自分が楽しいのです。だからこんな機会を与えて貰えて感謝しています。という事で、5年目も宜しくお願いします。