今週の予定その① OTIS’レコードの日

今週末はいろいろと予定があります。

まずは金曜日、OTIS'でレコードをかけます。

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6月7日(金)20:30~ 新栄OTIS' 蓄音機でSP盤を聴く会

 

蓄音機とSP盤、そして7インチでブルース、R&B、ソウルなど黒いのをたくさんかけます。毎回、楽しい時間を過ごしています。今月も楽しみだなあ。

 

先週末、大阪のシカゴロックで蓄音機でSP盤を聴く会を行いました。

沢山の人に来ていただきましたが、僕も音楽を聴くことを本気で楽しんでいる人たちの姿に、たくさんの刺激を受けました。

 

ここからは完全な持論です。

 

僕はオリジナルのバンドとカバーのバンドをやっていますが、オリジナルもカバーも、どちらも優劣は無いと思っています。

カバーについては、ブルースやソウルのカバーを演奏する人は沢山いますが、オリジナルをカバーする事自体は、みんな同じだと思っています。若いとか経験者とか実績があるとか、人脈があるとか、そんな事は関係なくて、好きな音楽を演奏している事に違いは無いと思います。その中で上手い、下手、だけで聴き分ける事にはあまり興味がわかないです。

僕が惹かれるのは技術とかパフォーマンスよりも、その音楽への愛が溢れている人です。突き抜けている人は愛情が突き抜けていると思うのです。愛情が突き抜けていれば、結果的に必要な技術も身につける事になると思う。

どれだけ技術があっても、ブルースが歌いたいけど、ブルースが演奏したいけど、何を聴いたらいいですか?という段階の人の演奏を聴きたい人はいないと思います。誰でも最初はそうですが、ずっとそこで止まっているのでは無くて、これがやりたい!自分が好きな音楽、やりたい音楽はこれだ。というのがビンビン伝わる人が好きだし、聴きたい。そして僕もそんな演奏がしたい。

 

オリジナルについては、正解が無い何をやっても構わない世界。ジャンルに関わらず心に響く音楽は山ほどあるし、声や感性やセンスなど技術を超えた武器を持つ人も多いし、どうしたら突き抜けるのか良くわからない。ただ、僕は自分が好きな音楽を自分なりに消化して自分の音楽を作る事が楽しいのです。僕が惹かれるのはルーツを大切にしている音楽だから、やはりそういう音楽を目指したい。

 

人脈とか人間関係も時には必要かもしれないし、誰かと比較する事がモチベーションに繋がる事もあるかもしれないけど、音楽の本質とは別だし、そんな事よりも好きな音楽ややりたい音楽に向かっている人の方が大切なものを手に入れていると思う。

 

大好きな音楽を真剣に聴いている人たちの姿を思い出していたら、そんな事を考えてしまいました。

 

好きな音楽を聴いている時はプレイヤーかどうかなんて関係ない、純粋な音楽ファン。当然、プレイヤーじゃない人の方が世の中には多いからレコードを聴く日はプレイヤーではない音楽ファンと出会う機会も多い。

好きな音楽を前にしたらプレイヤーかどうかなんて関係ないし、年齢、性別、仕事、信条、なども関係ない。

 

レコードの日は好きな音楽に対して同じように好きだと感じる、共感できる人に出会える最高の機会です。

 

長くなってしまいましたが、たまにこういう事を書くとスッキリするなあ(笑)