24回目


昨夜はSlowBluesでひろっぷくでした。
火隣灯ブルースセッションの合間にブルースのレコードをかけるこの企画も今回で24回目、2年が経ちました。
毎回、3曲かけますが、解説、というかお喋り付きですので、意外と頭の中の準備が大変です(笑)
ただ、大きい音でブルース好きの人たちとブルースなお店でレコードを聴くのはとても楽しい時間です。


昨夜のテーマはマディ・ウォーターズにしました。
最近は7インチをかけたり、アルバム数枚から曲を選んだりしていましたが、アルバム単位でじっくり紹介するのもイイかな、と思い、しばらくアルバム単位での紹介をしたいと思います。
まずはブルースの定番、マディ・ウォーターズから。マディのアルバムは結構集めていましたので、毎月1枚だとマディだけで1年以上かかる・・・ので、途中でテーマ変更ありという事で(笑)



「Best Of Muddy Waters
58年の1stアルバム。アルバムとして企画されたのは60年のAt Newport(ライブ盤)、スタジオ盤では、同じく60年のSing Big Billが1枚目になりますが、とりあえずマディのアルバムとしては1枚目。ファーストなのにベスト・・・というのは、それまでの1948年〜1954年録音のアリストクラット(チェスの前身)/チェス音源を集めた内容だから。これは、もう、マディの傑作というだけでなく、ブルースの傑作、極端な言い方をすれば、シカゴ・ブルースの「全て」があります。ちょっと言いすぎましたが、約半分が当時のR&Bチャートのトップ10入りしているなど、とても充実した内容です。僕が好きなのはリトル・ウォルターが初めてアンプリファイドで録音した51年のShe Moves Me、リズムがカッコよく、満足できないから南部へ帰りたい、という内容も沁みるI Can’t be Satisfidなど。あとはやはり1曲目のインパクトがずっと頭に残っているI Just Want To Make Love To You。それから・・・きりが無いです。
昨夜かけたのは、この3曲です。
1. I Just Want To Make Love To You 1954
2. Hoochie Coochie Man 1954
3.She Moves Me 1951


今回はオリジナル盤を持って行きましたが、僕自身も予習の為、車で大きな音で聴いていました。もちろんCDで(笑)
疲れた仕事帰りや朝の通勤渋滞で大きな音で聴くマディ。これがまた、悪くないのです。
という事で、良いものは良い(あれ、どこかで聞いたな)という事で。


来月はひろっぷく3年目に突入記念という事で、マナブっちに協力していただき、蓄音機でSP盤をかけます。
来月も第2火曜日です。是非、お越しください。