71回目(ラスト)



昨夜はSlow BluesでレコードでいっぷくBy石橋ヒロキ、通称「ひろっぷく」でした。


ひろっぷくの節目(スタートした4月、スロブの周年の9月、年末スペシャルで12月)は蓄音機&SP盤でしたがラストなので、マナブ君に協力してもらい、蓄音機(小梅)&SP盤バージョン。
ひろっぷくで一番喜んでくれた皆大好きなLittle Walterの3曲をかけました。
「JUKE」「CAN’T HOLD ON MUCH LONGER」「MY BABE」





3月で火隣灯ブルースセッションが終了しますが、それに伴い「ひろっぷく」も終了。今回で71回目、早いもので6年経ちました。
「ひろっぷく」はセッションの合間にブルースのレコードを3曲、僕の独断と偏見で選んだ盤と、よくわからない解説で聴いてもらうという企画。月1回、3曲のペースなら何十年続けてもネタ切れの心配はない。なんて気楽に始めましたが、それでも初めはウケるのかとても不安でした。ところがスタートしてみると、とても暖かい反応で、1回目から楽しかったのを思い出します。
本当、いろいろかけたなあ。1年くらい、毎月マディのアルバムをかけ続けた事もありました。あと、完全に僕の趣味で選んでしまい、一般的には人気の無い曲をかけた時の何とも言えない空気とか(笑)、懐かしいです。
毎回楽しくて、レコードを聴くだけなのに何が楽しいのかな、としばらく考えていました。
もちろん、家で聴くよりも大きい音で聴けるのも楽しいのですが、それだけでは無い気がしたのです。
そしてしばらくして確信したのは「ブルースなお店でブルースが好きな人達とブルースを聴くと楽しい。」という事でした。


今の時代、ほとんどの音源はCDで聴けます。オリジナル盤だって7インチだって、SP盤だって蓄音機だってお金を出せば買えるし、持っている人も沢山います。素晴らしい環境で音質にこだわっている人もいますし、レア盤を沢山持っている人もいます。音楽にはそれぞれの楽しみ方があるのですが、僕は「ひろっぷく」を通して、新しい音楽の楽しみ方を発見できました。本当に良い機会でした。




火隣灯ブルースセッションも残り2回。最終回が近づいている事もあってか、昨夜も沢山の参加者でした。
みんなが楽しそうに演奏して、お喋りして、笑って・・・そんな様子を眺めていたら、少し感傷的になってしまいました。
来週は行けないけど、ラストには行こうと思っています。