45回目


昨夜はSlow Bluesでひろっぷくでした。今回は年末スペシャルという事でSP盤&蓄音機で3曲かけました。
ミッキーさんからのリクエストでウルフ、マナブっちがナイスな盤を持っているのでそれを借りて、せっかくなので同年代のCHESS特集という事でこの3曲にしました。



Memphis Slim and His House Rockers / Walking Alone (Chess 1491/1952)



Eddie Boyd / Third Degree (Chess 1541/1953)



Howlin' Wolf / Evil (Is Going On) (Chess 1575/1954)


まずはメンフィス・スリム&ヒズ・ハウス・ロッカーズ。メンフィス・スリムはシカゴ・ブルースのシンガーでありピアニストですが、コンポーザーとしても活躍。本名のジョン・レン・チャットマン(チャットマン)のクレジットが目印で有名なところでは「ノーバディ・ラヴズ・ミー」=「エブリーデイ・アイ・ハブ・ザ・ブルース」など。この曲はサウンドもピアノも歌声もドシっと胸に来る感じが好きです。次にエディボイド。有名なのは52年のFive Long YearsやこのThird Degreeなど。どちらもクラプトンのブルースアルバムで取り上げられていて、そのカバーと思われる演奏をちょくちょく聴きます。特にThird Degreeはウィリー・ディクソン作のチェス・ブルースのスタンダード。曲も良いですが、やはりこの歌やピアノの間、語り口が堪りません。そしてハウリン・ウルフ。ブルース好きなら誰でも知っている人。特に人気のある相棒ヒューバート・サムリンは54年のセッションから参加していて、この曲はその54年の録音。メンバーは作者のウィリー・ディクソン、ヒューバートサムリン、オーティス・スパン、アール・フィリップスというチェス・ブルースの黄金期の1曲。バンドも良いですが、やはり歌声が強烈。バンドの演奏やSP盤のノイズから抜け出して目の前に歌が現れるようなインパクト。改めてブルースは歌が命だと感じたのでした。という事で、我ながら濃い〜3曲だと思いましたが、ブルース好きには堪らない内容だったと思います、いや、そう思いたい(^_^;)


次回は1月13日(火)です。まだ決めていませんが、来年も宜しくお願いします!