16回目


昨夜はSlowbluesさんの火隣灯ブルースセッション、第2火曜日ひろっぷくでした。
セッションは沢山の参加者で賑わっておりました。
最近、参加者が少な目だと聞いていましたが、人間も暖かくなると活動的になるのでしょうか(笑)
とにかく、参加者が多いのは素晴らしい事です。
若者もいたし、常連さんもいたし、いい具合でした。
ギターが好き、楽器が好き、というのはもちろんですが、ブルースセッションなので、ブルースが好き、黒人音楽が好き、という人が増えると、もっともっと面白くなると思います。
ひろっぷくでかけるレコードが、ブルースがもっと好きになる、黒人音楽にハマる、きっかけになれば嬉しいです。


今回はLittle Miltonにしました。
キャリアが豊富で、Sun、Checker、Stax、Malacoなど、50年代から数多くの録音があります。
その中でも今回はチェス時代に絞りました。ブルーズンソウルで有名な人ですが、チェス時代はスタンダードなブルースあり、R&Bあり、挑戦的なアレンジあり、後のスタイルを確立する過渡期のような感じで、感覚的な表現で言えば、ザラついた、混沌とした、洗練されすぎない、カッコ良さを感じたりします。あとは、単純に、僕自身が20代の頃よく聴いていたというのもあります(笑)
1. If Walls Could Talk
2. We’re Gonna Make It
3. Just A Little Bit
1曲目は70年のアルバム「If Walls Could Talk」からタイトル曲。明るくキャッチーなのに洗練されすぎない、この時代の良さがギュッと詰まった曲だと思います。大きい音で聴くと堪りません。2曲目は65年のヒット曲。名曲ですが、改めて歌の良さ、声の力強さが素晴らしいと思いました。3曲目は69年のシングル。59年ロスコー・ゴードンの有名曲。黒くてファンキーなアレンジ。マジック・サムのバージョンが有名ですが、それに馴染んでいると、このバージョンはかなり新鮮だと思います。
今回の3曲は定番のブルースではありませんが、紛れもなくその時代に鳴っていた音の一部であり、ジャンルやスタイルで区分けされない、あえて言うなら黒人大衆音楽の一部。大きい音で聴きながら、改めてカッコイイなあ〜、と思いました。


来月も第2火曜日、8月14日です。是非、お越し下さい。