Eddie "Buster" Forehand「Young Boy Blues」



Phil Spector作で最初のリリースされたのは1962年のBen E. King。曲名にBluesが入っていますが、いわゆるBlues進行の曲ではなくてソウルバラード。導入部分の語り調のメロディから歌に入るところがグッとくる大好きな曲です。Ben E. Kingの次に聴いたのは1968年のこの人のバージョンですが、これがまた素晴らしくて初めて聴いた時にノックアウトされました。この人は90年代にLittle Buster名義でアルバムを出し、96年には新宿で行われたパークタワーブルースフェスティバルで来日していて、僕も観に行きました。その年はロウウェル・フルスンとスヌーキー・プライヤーが目玉でした。その2人はもちろん感動しましたが、僕は来日前に聴いたアルバムにぞっこんで、かなりこの人に興奮した覚えがあります。盲目のギタリスト&シンガーで曲やスタイルはブルースというよりもソウル、ギターも良いですがソウルフルな歌にシビれました。確か、ライブではアルバムよりもアグレッシブだったと思います。その時のテープがあったと思うので探してみようっと。その後、60年代のJosie、Jubileeの録音を集めたCDが出てビックリ。最高のサザンソウルでした。未だに僕はこの人の2枚のCDは大好きでよく聴いています。そういえばAllanpoohsanのマスターも好きで、お店でよくかかっています。最初に店で聴いたときはめちゃめちゃ嬉しかったです。話は戻りますが、この曲の聴きどころは歌いだしの後半、ウォウウォ〜のところで、サムクックを彷彿とさせる声の伸びと切なさに胸がキュンキュンします。ああ、もっとこの人の事を書きたいけど、これくらいにしておきます。