いただきもの



昨日、おともだちのTさんからレコードを貰いました。
全部いい内容で、特に日本のブルース物、ブレイクダウン、ウエストロード、サウストゥサウス、憂歌団はアナログで欲しかったやつなのでめちゃ嬉しいです。数年前にも別のおともだちから沢山ジャズのレコードを貰いましたが、その時も自分では買わない、出会えないであろう沢山の盤に出会えて嬉しかったなあ。この「タダで貰う」というのは、究極の入手方法だと思うのです。リサイクル屋やレコード屋に行けば買い取ってくれるのに、そこを敢えて譲ってくれるのです。きっと、アイツはこういうの好きだから、アイツなら喜んで聴いてくれるだろう、大切にしてくれるだろう、売るくらいならアイツにあげよう、なんて思ってくれる、その気持ちがとても嬉しくて有難いのです。で、中にはダブるものもありますが、その場合、売るのは自分の盤です。これまで沢山のレコードを売りましたが、人から貰ったものはどうしても売れないのです。何というか、貰ったけど預かった気分というか、その人の思い出ごと授かった気がするのです。そういえば昔、レコードコレクターの友達が、古いレコードを集めるという事は、お金を払って音楽の歴史を預かっているようなものだと言っていました。そう思うとこれまで費やしたお金や苦労も、とても意味のある事に思えてきますが、カミサンには絶対に理解されないでしょう(笑)
デジタル化が進み、レコードやCDという「形」で音楽を扱う事自体、いつかは無くなるのかもしれません。昔聴いていた音楽を聴くと、その当時の事を思い出します。別にレコードやCDという形じゃなくても音楽は残るし、その思い出も残るのですが、レコードという「物」から伝わるものも確かにあるのです。まあ、この辺の話はとても長くなるのでまたの機会にします(笑)
とにかく、有り難くいただきました。大切に聴きたいと思います。