熱い親


最近のブログのエントリーを見ていたらライブ、セッション、レコードの事ばかりで何か味気ない気がしました。ブログを始めた当初に友達から「ブログってさあ、マニアックな内容に紛れて、その人の日常とか人間性が見えると面白いよなあ。」と言われた事を思い出します。タイトルも「Bluesと私の生活」だし。最近はFaceBookとかTwitterもあるけど、人の投稿を見ていると何だか同じような投稿するのを躊躇するというか何というかアレなので、ここは一つ、あまり見られていない、もしくはたまにしか見られていないであろうこのブログに、地味〜に音楽以外の事も記していこうと思うのです。


明日は小学3年生のムスコの運動会ですが仕事。昨年もそうだったなあ。運動会といえば子供の活躍に親が熱い声援を送るものですが、何となくほのぼのとしていて良いものです。それで思い出しましたが、これがサッカーチームの応援になると、少し様子が違います。ムスコはかなりヘッポコなのですが、ちょっとした縁で地元では強豪のクラブチームに入っております。週末は練習や試合に行くのですが、試合での親の声援がスゴイのです。敢えて、相手チームという事にしておきますが、「いけ〜っ、もっと走れ〜!」「ボーッとするな!」「何やってるんだ!行けっ!」という精神論的な声援から、「前に行け前に!」「もっと開いて!」「スペース開けろ」とか少し戦術的な感じの声援まで、スゴイのです。戦術的な声援が監督の方針と違ってたら困るよな〜、と心配になったりします。中には試合後、子供を呼びつけて叱る親もいるし、それに泣き出す子供もいます。叱っている親が素人だったら子供が可愛そうだよな〜、と心配になったりします。それに比べて我が家は、何といってもムスコがヘッポコなので、試合に出ると皆に迷惑かけないかドキドキです。きっと本人もドキドキです。本気な親さん達の目線も気になります。だから他の人とは違う声が出ているかもしれません。しかも小さく(笑)以前は不甲斐ないムスコにイラっとしましたが、チームメイトに冗談言ってニコニコしている姿や、本人なりに頑張っている姿を見ていたら、まあ、自分のムスコだし素質はそんなに無いわな、楽しくやれていればいいか。と思うようになりました。まあ、頑張って活躍してくれれば儲けものです。先日の試合で他の学年のコーチが臨時でやってきました。そのコーチがとても良かったです。「おお〜っ、○○、お前最高だよ!」「○○、お前、日本代表の酒井より良いぞ〜!」とか、トーナメントの決勝で強敵と対戦した時は「相手、めちゃいい感じじゃん、どーする、お前らどーする」とかオフサイドの判定では「あっ、やっぱりね!」とか、ヒートアップしていた親たちが思わずクスクス笑ってしまい、その場が和んでいました。で、思ったのです、熱くなり過ぎて怒りに近い声援より、熱さの中にもその場を和ませたり盛り上げたりクスッと笑える声援がいいなと。大きい声を出す人は周りに聞こえていること、自分の声援が周りの雰囲気に影響している事を考えた方が良いのではないか、でも、そんな事気にする人は大きい声を出さないか。とにかく、熱い中にもユルさが大切だと思うのでした。僕も何か気の利いた声援を考えたいものです。