男と女編 その3


レコードのジャケを眺めていると、何故これを選んだの?・・・と言いたくなる事がよくあります。
まずはこれから・・・


Edwin Star & Blinky「Just we Two」

「お前の歌で世の中をあっと言わせてやろうぜっ」
「え〜っ、いいよ、いいよ、そんなの・・・」
エドウィン・スターの自信満々の笑顔と対照的なブリンキーの表情が堪りません。もう、なんというか、消極的というか、なぜここに来ちゃったのと言わんばかりです。



「あ〜っ、そういうの、いいです、本当、買い物に来ただけですから・・・」
もう、なんとも地味な感じです。しかし、このアフロ具合は素晴らしい。


裏ジャケは・・・



表とは対照的にキュートで明るい姿が!
絶対、こっちの方がいいです。どう考えてもこっちが表じゃないの?と、思いませんか?


次はこれ。


Lowell Flusom「Let's Go Get Stoned」

ブルースの巨星、ロウウェル・スルスンです。この人は初期のギラついたブルースも良いですが、後期のファンキーなブルースも素敵。この時期はジャケもファンキーです。



「いやあ〜、長いことやっているといい事あるね。嫁は若い方がいいよ。ははは〜」
おねえちゃんに唆されたのか、何とも若作りでキメています。ブルース界の加藤茶・・・なんて呼ぶのは僕だけだろうなぁ〜(笑)


裏ジャケは・・・

「コーディネートは、こうでぃねえと!」
決まっています。これぞフルスン。表のジャケとのギャップが、まるで週末だけホームレスの格好をして儲けている金持ち・・・みたいに見えてきます。


最後は問題作を・・・


Johnny Guitar Watson「Funl Beyond The Call Of Duty

「もう〜っ、なんか楽しいっ!」
「今回もやっちゃったよ〜」
この人の70年代のアルバムはブッ飛んだものが多いですが、同じくジャケもすごいです。
なぜ水着に帽子なのか、後ろのジープと女性の帽子でミリタリーな雰囲気が伝わってくるけど、ワトソンは軍人の格好じゃないし・・・



「あなたの活躍にバッチあげるわ〜っ」
「バッチグーでございますっ!!」
もう、寒いセリフが似合ってしまうカオス状態です。そこで、特に注目していただきたいのが・・・



キラーン!
見事なまでに太陽を反射しております。よ〜く見ると、まわりの景色も見えます。しかし、ここまで完璧なシチュエーションは珍しいです。まさに奇跡です。


そして裏ジャケは・・・



「わ〜っ、最高の眺めね〜!あれが竹○?」
「ちがうちがう、尖○だろ〜、日本の皆さん待ってろよ〜」
我が国の安全保障が心配になる絵です。さらに、よ〜く見ると・・・



女性の背後に股間を狙う大砲が・・・そしてワトソンも大砲を発射しているようにも・・・
し、失礼しました。


しかし、最近なにかと世間が騒がしいですが、そんな時こそこのジャケのように別の角度から安全保障を考えてみては・・・ダメですね(^_^;)