38回目


昨夜は第2火曜日という事でSlowBluesの火隣灯セッション、ひろっぷくでした。
セッションは大阪から3年ぶりに羽田さんが復帰。羽田さんお帰りなさいセッションになりました。
いやあ〜、羽田さんのリズム、やはり気持ち良かったです。
名古屋のドラマーの層が厚くなり、且つ、ドラマーが刺激を受け、そして、名古屋のドラマーやブルースのレベルが上がり、聴いている人もプレイヤーも楽しい・・・「羽田効果」は大きいと思います(^-^)


ひろっぷくは今月もMuddy Waters、77年の「Hard Again」にしました。


毎月続けているMuddyもついにChess時代が終わり、ブルース・スカイ・レーベルに移りました。ブルー・スカイはCBSのレーベルですが、Chessの契約が終了しCBSの契約を後押ししたのは同レーベルで活躍していたジョニー・ウィンターの存在。ウィンターがプロデュースする事になりましたが、何といってもジョニー・ウィンターはマディのファンであり、愛情が溢れています。レコーディングのメンバーはジェイムス・コットン、パイントップ・パーキンス、ボブ・マーゴリン、チャールズ・キャルミーズ、ウィリー・スミスというマディバンドの面々にウィンター。第2のスタートとして本人も気力が漲っていて、出来にも満足していた様子。後のインタビューで、自分のベストアルバムを尋ねられて、Chessのベスト・オブ・・・と、このハード・アゲインを挙げています。それだけ思い入れと充実感があった事が伺えます。実際、久しぶりのヒットになり、グラミー賞も受賞しています。1曲目はマニッシュ・ボーイ55年の代表曲から始まり、Bus Driverという新録に続きますが、僕が好きなのは3曲目から5曲目の流れです。という事で、3曲一気にかけました。


1.I Want to Be Loved
2.Jealous Hearted Man
3.I Can't Be Satisfied


3曲目4曲目はこのバンドの良さ、勢いがよく表れたカッコ良い曲、5曲目は名曲アイキャントビーサティスファイドの再録。これまた素晴らしいです。レコーディング終了後、ウィンターがアコースティックで録音して欲しいと頼み追加で録ったもの。ギターはマーゴリンとウィンターですが、マディの歌が素晴らしい。48年の最初期の曲ですが、29年を経てみずみずしく生まれ変わっています。


ジョニー・ウィンターはロックからブルースを聴き始めた10代〜20代前半の頃、聴きやすさもあってよく聴いていましたが、一番好きだったのが77年のナッシン・バット・ザ・ブルースというアルバムでした。そのアルバムは、マディを含むこのハードアゲインのメンバーをバックにウィンターがフロントで録音したものでした。なかなかカッコイイので、このアルバムが好きな人は是非、オススメしたいです。


という事で、次回もMuddyですが、あと2回くらいでMuddyは終わりにしようかと思っております。多分(笑)