Diana Ross and The Supremes & The Temptations 「The Weight」


The Bandの68年の名曲The Weightのカバー。The Bandはアメリカンロックの定番的な扱いであるものの、メンバーの大半がカナダ人というのが面白いです。外側から見ていたからこそ、逆にアメリカンロックらしさが体現できているのかもしれません。あくまでも僕の勝手な妄想ですけど(笑)。この曲は知っていましたが、僕の好きな音楽とは違う世界というか、正直、何とも思いませんでした。イイな〜と思ったのはオトモダチ(今は上海に行ってるTAKEさん)の弾き語りを聴いたとき。何というか、仕事帰りのおじさまが一杯やって、この曲を弾き語る姿にグッと来たのです。ファニー、荷物をおろして自由になれよ、ファニー、荷物をおろして、俺に預けろよ。クウ〜っ、たまりません。まあ、それでも黒いのが大好きな僕には「良い曲」止まりではありました(笑)そして、この69年のカバー、ダイアナ・ロス・アンド・ザ・スプリームス&ザ・テンプテーションズのバージョンを聴いたのです。何かと企画モノには期待しない(笑)僕ですが、これにはヤられました。60年代後半、ノリに乗っている時期の両グループが一緒に唄うのです。ファニー、荷物をおろして自由になれよ、ファニー、荷物をおろして、俺に預けろよ。クウ〜っ、堪りません。歌詞もそれっぽいし、ゴスペルを聴いているような気にもなります。アメリカンロックを外側から体現したThe Bandの曲をブラックミュージックのフィルターを通して良いと感じる。音楽って楽しいなあ。