第8回目


昨夜はSlowBluesさんの火隣灯セッションでした。
最近、セッションの時は一緒のセットになったメンバーの様子を見て、その場で曲を決める事にしています。
と言ってもレパートリーは少ないのですが(笑)
曲を知っている人、知らない人、初心者、ベテラン、好きそうな曲、苦手そうな曲、などなど・・・
一緒のセットになった人が楽しく演奏できる事を考えてやりたい、僕と一緒になって嬉しいと思ってもらえるような演奏をしたい、なーんて考えるのですが、自分が失敗したりしてだいたい上手くいきません(笑)
まあ、とにかく、一緒になった人と楽しく演奏する事を心がけたいものです。
昨日は・・・僕がダメでした。ごめんなさい(笑)


そして昨日はひろっぷく(レコードでいっぷくby石橋ヒロキ)でした。
以前、マディのI Just Want To Make Love To Youのいろんなバージョンをかけましたが、その第2弾。
ハウリン・ウルフのRed Roosterを3曲かけました。


1. Super Super Blues Band
67年チェスのアルバム。マディ、ウルフ、ボ・ディドリーが入り乱れる企画盤。バックはバディ・ガイ(ベース)、ヒューバート・サムリンなど。このバージョンの聴きどころは3人の歌。ウルフの代表曲なんですが、マディの歌が良いなあ〜と感じたりして(笑)語りというか掛け声というか、録音の風景が目に浮かんで想像力を掻き立てるバージョンです。7分を超える長い曲で、退屈してしまったかもしれませんが(反省)。


2. London Sessions
70年チェスのアルバム。タイトルの通りロンドンでのセッション。クラプトン、ストーンズのリズム隊(チャーリー・ワッツビル・ワイマン)、スティーブ・ウィンウッドなどが参加。ホワイト・ブルースが苦手な人もいますが、このアルバムは全体的に良い演奏が多いと思いますし、お勧めです。Red Roosterは最初に曲を教える風景も録音されていて、これまた想像力を掻き立てられます。当時のウルフは心臓病を患っていますが、若者を前に貫録のある歌を聴かせています。


3. Night Beat (Sam Cooke
63年のサム・クックのアルバム。実は、これを聴いて欲しくて今回のテーマを選んだといっても良いです。午前2時をイメージしたコンセプトアルバム。ジャズやブルースを取り上げていますが、どれもサム・クック風味。僕は特にレッド・ルースターを聴いて、それまでのブルースというジャンルに対する概念、ジャンルの境界線みたいなものの無意味さ、サム・クックの歌や世界観の凄さを感じました。そういう意味でも、是非、聴いて欲しかったのです。ビリー・プレストンのオルガンも最高。


という事で、今回はこの3曲でした。やっぱりレコードは大きい音で聴くと気持ち良いです。
次回も第2火曜日にやらせていただきます。
来月も楽しみです。