Think



1957年king からリリースされたThe "5" Royalesのヒット曲。
初めて聴いたのはJamas Brownの方です。
そちらは60年、同じくKing(Federal)からJames Brown & The Famous Flames名義で出されています。
同名のアルバム「Think」が大好きで20代の頃よく聴いていました。特にタイトル曲であるこの曲は初期のJames Brownの代表曲であり、後のアポロのライブやVicki Andersonとデュオなどでも聴けます。イントロから歌いだしの感じは他のソウルシンガーとは違うゴージャスさのようなものを感じ、それが僕の中で=James Brownらしさにつながっているのだと思います。
そして何年も経ち、初めてThe "5" Royalesのオリジナルを聴いた時、Think=J.Bの僕は、あれ?James Brownの曲か?と思いました。それから聴くたびにその魅力にとりつかれ、アルバムを何枚も聴く事になりました。もともとゴスペルグループが前身のR&Bですがゴスペルやブルースの風味が強いグループ。当時のグループの好きなところでもありますが、ジャンルの境界線がはっきりしない、そんなの無意味、と思えるグループの一つ。Thinkを初めて聴いた時は出だしのギターの生々しい音色に思わず笑ってしまいそうになりました。特に蓄音機とSP盤で聴くとスピーカーからギターが飛び出ているんじゃないか、と思えるほど。あの感覚は何度聴いても色褪せません。50年代にはThe DominoesやThe Cloversと同様にかなり人気のあった彼らも60年代に入る頃にはポップスの波に飲まれてしまいますが、Thinkは彼らにとって初めてポップチャート入りした曲であり、キャリア後半のハイライトと言える曲。


今夜は新栄のOTI’Sでレコードをかけます。
そして、このSP盤を持っていきます。是非、体験してみてください。


という感じで長〜い告知を書いてみたかったのです(笑)