James Brown & The Fames Flames「I’ll Go Crazy」



James Brownの1960年、KING系列のFederalからのシングル。初期のアルバム”Think!”や Live At The Apolloにも入っています。ブルースからロックまで、いろんな人にカバーされていますが、やはり本家の何とも抑えた出だし、バックの音、コーラスの感じが最高。JBの初期の歌いっぷりは初々しくもいやらしい、特にスローなんて最高に痺れますが、こういうミディアムの曲でも魅力たっぷり。とても他の人では再現できない世界。因みに僕もバンド(Hiroki & The Fumbles)でやっていますが、初めから本家のバージョンはあきらめております(笑)君がいなくなったら僕は狂ってしまうよ、だって愛しているんだ、愛している、愛している・・・この時代の歌詞はJBに限らずストレートで解り易い内容が多いですが、シンプルな歌詞は胸に刺さりやすい。それを更に圧倒的な表現力で畳み掛けられたら、もう、たまったものではありません。後期のファンキー路線もカッコイですが、初期のJBはそれとはまた違った味わいで、曲、アレンジ、バンドのカッコ良さを感じます。そして、JBの歌唱力、表現力の凄さを改めて認識できます。僕の持っている盤は状態が悪いのでノイズ多めですが、とりあえずこれも来週のOTIS’に持っていこうっと。