Day 2 : Muddy Waters / "the best of MUDDY WATERS"



ほんとうに衝撃を受け、かつ今でも聞き続けている(ごくたまにであっても)生涯のお気に入りアルバムを10枚。毎日ひとつずつジャケを投稿する。説明は不要。毎日誰かを指名する事。


Face Bookで指名されたのでやってみます。が、10枚選ぶのは無理(笑)とりあえず、主旨に合うアルバムを適当にあげていきます。
説明は不要というルールなので、ジャケの写真だけ投稿していますが、さみしいのでこっちで少し書きます。といってもアルバムの内容については専門家に任せて、選んだ理由とか思い出とか書きます。


ブルースが好きな人なら必ず聴いた事のある定番中の定番。内容の説明は不要の名盤。内容はともかく(笑)このレコードは僕にとっていろいろな意味があります。最初の出会いは高校2年の時、ブルースロックなバンドをやっていましたが、ある日、他の学校で同じような音楽をやっている、かなりイカれた奴らにバンドに誘われました。どうやら同じ匂いがしたみたいです。すぐに仲良くなり、一緒にレコードを沢山聴きました。奴らは僕より先を進んでいて、ストーンズから遡り、ブルースを聴きまくっているところでした。そこでカセットテープに録音してもらったのが、この「the best of MUDDY WATERS」でした。他にはリトル・ウォルター、エルモア・ジェイムス、ハウンド・ドッグ・テイラー、ロバート・ジョンソンなどがありました。最初に好きになったのはハウンド・ドッグ・テイラーとエルモア。ロック好きにも十分通用するラフさとノリがあったからでしょう。マディとロバート・ジョンソンは正直、全部同じ曲に聴こえて、後回しになりました。その後、ブルースにハマっていく中で、良さが解りました。結局、今でも聴くような長い付き合いになっていて不思議なものです。要するに、このアルバムはブルースとの出会いから今までずっと聴いている1枚です。そして、20代の頃、レコードのオリジナル盤にハマっていくきっかけになったのもこのアルバムです。地元の先輩にオリジナル盤の良さを教えてもらい、真っ先に欲しいと思ったのはこのアルバム。ようやく手に入れたとき、音の良さはもちろんですが、ジャケットの紙の質感、匂い、レコードの厚みや重さ、何より当時のプレスという事で、時代を超えて当時のマディに近づいた気がしたものです。そこからマディのオリジナル盤を買い集めたり、チェス、ヴィージェイ、クラウン、キング、アトランティック、スタックス、モータウン、などなど、ブルースやソウルのオリジナル盤にハマっていきました。今振り返ってもバカみたいにお金と時間と情熱を費やしました。当時は私生活の波が大きく、そんな事ができる環境(心境?)だったのも理由の一つかな(笑)そういえば、Slow Bluesのセッションで毎月レコードをかけていましたが、1年かけて毎月マディのオリジナル盤を1枚ずつ紹介したのも良い思い出です。あれは楽しかったなあ。マディのアルバムでは、シング・ビッグ・ビルがお気に入りです。ベスト・オブと同じブラック・チェスでジャケも最高。内容も最高。あと、ニューポートのライブ盤はニアミント盤を無理して買った思い出もあります。今でもたまにピカピカなジャケと盤を眺めてニヤニヤしています。他にも好きなアルバムは沢山ありますが、やはり、1枚選ぶならこの1枚になります。