第7回目


昨夜はSlowBluesさんの火隣灯セッション、そして、ひろっぷく(レコードでいっぷくby石橋ヒロキ)の日でした。
火曜日のセッションは久しぶりだったせいか、初めて見る人が何人もいました。
まあ、久しぶりと言っても数週間ですが、いろんな変化がある事を実感。
若い(19歳!)ドラマーのプレイが良かったです。
イケメンだし、スタイルも良いし、優しそうだし、何より若いし・・・いいなあ(笑)
あと、ドラムの位置が少し変わっていました。
プレイヤーにとっても背後のスペースが確保できるし、見る側もドラマーの様子がよく見えるし、いい感じでした。
バンドの立ち位置はドラムセットの場所によって左右されますが、あれなら3ピースでも良いバランスで演奏できると思いました。


第7回目のひろっぷく、今回は「John Lee Hooker」にしました。
ジョン・リーと言えば、聴きはじめの頃は映画ブルースブラザーズの中でのマックスウェルストリートのシーンや、低く唸るようなドロドロしたブルースという印象を持っていました。
ところが昔の映像で、ジョン・リーのブギで白人のお姉さん達が踊り狂っている様子を見て、印象が変わりました。
で、聴きこんでみると、まさしくブギの王様だった事を思い知りました。
よく、ブルースはダンスミュージックだと言いますが、反面、暗く重いものもあります。
そういう意味ではジョン・リーはその両方を兼ねそろえた人だと思います。
沢山の録音があって選ぶのが大変ですが、今回は初期の3曲にしました。


1. Boogie Chillen
1948年モダン・レーベルからのデビュー曲。いきなりミリオンヒットだったそうです。
ブルースと言えば3コード、12小節、歌詞は韻を踏む・・・などのスタイルがありますが、ジョン・リーは小節数は無視、歌詞も韻なんて踏まない、という我が道を行くスタイル。
この曲もまさにそんな感じ。しかし、独特の空気感、緊張感は堪りません。
これがヒットする時代もスゴイと思ったりして(笑)


2. Walking Blues
1959年チェスのアルバム「House Of The Blues」の1曲目です。
当時のチェスは商売気が旺盛だったのか、チャレンジ精神に溢れていたのか、訳のわからないアレンジをしたりしていますが、この1曲目も、何だこれは?というようなエコー、ギターのダビング(多分)。
でも、曲としてはなかなか良いし、2曲目のカッコ良さが際立つという効果もあったりして、意外と許せます。
面白いので掛けてみました。ついでに2曲目の出だしも少し掛けました。


3. Boom Boom
1962年のヒット曲。65年にアニマルズがカバーして有名になりますが、そんな事もあってか日本でも68年にシングル盤が出ています。
という事で、日本盤のシングルを持って行きました。
邦題は「ブンブンブン / 考え直して」・・・当時の売れ行きが気になります(笑)
カバーのバージョンが結構浸透していますが、やはりオリジナルはイイです。


まだまだカッコいい曲が沢山ありますので、マディやリードと同様、ジョン・リーもまた取り上げたいです。
そういえば、帰りのエレベーターである方に、いつも楽しみにしていると言われて、すごく嬉しかったです。
そして、レコードをかけている時の顔がイイと言われました。
いわゆる、どや顔をしていると思われます(笑)
某若手ギタリストにも以前からイジられておりますが(笑)、こうなったら思いっきりどや顔をしていこうかと思います。
・・・なんちゃって。
次回から真顔になっていたりして(笑)
と、とにかく、来月も第2火曜日、宜しくおねがいします。