Little Johnny Taylor 「Open House At My House」



1972年のシングル。いきなりアレですが、Little Johnny Taylorと言えば60年代のGalaxy Records時代が一番好き。有名なのはPart Time Loveですが、その他にもカッコイイ曲がいくつもあります。何ともザラついた感触があって好みの音です。Galaxy以降、一旦、姿を消して70年代にRonn Recordsで復活。Everybody Knows About My Good Thingがヒットし、その翌年に出されたのがこのOpen House At My House。この人の代表作となるRonnの同名アルバムがありますが、そこで初めて聴きました。Ronnの2枚目になるそのアルバムですが、ジャケのセンス(美女が佇む感じ)と、一環しているソウルフルな歌にシビれて、よく聴きました。最初はそれほどピンとこない地味な印象でしたが、聴けば聴くほど好きになってしまった不思議な曲でした。Blues Singerとして扱われていますが、ルーツはゴスペルで、Bluesに留まらないR&B、サザンソウル的な曲での歌は素晴らしものがあります。改めてジャンル分けの無意味さを感じますが、Bobby Blandも同様にBlues SingerはソウルやR&Bとの境界が曖昧なところが魅力でもあります。いや、そもそもBlues Singerという捉え方がダメかもしれませんが(笑)とにかく、この人のこのあたりの歌、とっても良いです。シングルを載せて言うのも何ですが、Open House At My Houseはアルバムまるっとお薦めです。金曜日、OTIS’でレコードをかけますが、この7インチ、それからGalaxyの7インチ数枚も持っていきます。是非〜