Little Richard 「HERE'S LITTLE RICHARD」


 


友人のmixiの日記で”ゲイ”について読む。
で、思い出したのはこの人。
60年代、ゲイを公言し、派手な化粧で歌っていたり、歌だけでなく、
その存在自体が、かなりアナーキーな人。
やっぱりこの人といえば、このアルバムでしょ。


Little Richard 「HERE'S LITTLE RICHARD」
1955 Specialty SP100
55年、スペシャリティからのデビューアルバム。
50年代初めから録音していたもののヒットせず。
スペシャリティに入ってから、大好きなファッツ・ドミノの影響でニュー・オリンズへ。
当時の一流ミュージシャンをバックにブッちぎれています。
このシャウト、ほとんどイカれてます。当時では、かなりアナーキーだったのでは。
音的には、典型的なニューオリンズサウンドあり、これぞロックン・ロールといった
ものあり、演奏の良さ、曲の良さといい、まさにスタンダードなアルバム。
ブラック・ミュージックのみならず、ポピュラー・ミュージック全体でみても、
文句なしの名盤だと思います。
"TUTTI FRUTTI"(トゥッティ・フルッティ)"LONG TALL SALLY"(のっぽのサリーね)
なんて、オールディーズのオムニバスやアメリカ青春映画の定番でしょ。
アルバム通して聴くと、また感触が違います。
因みにこのアルバム、Specialty Labelの記念すべき1枚目のアルバム
(そして写真はオリジナル盤。程度は悪いけど・・・ちょっと自慢・・・フフッ)。