57回目


火曜日はSlow Bluesでひろっぷくでした。今回は年末スペシャルという事で、マナブっちに協力してもらい蓄音機でSP盤をかけました。
いつもは何をかけるか考えていきますが、たまにはその場で決めてみようと思い、何も考えずに多めに持って行きました。
前回の津市でマナブっちのSPを預かっていたので、それも含めて選びました。
今回はこの3枚にしました。





1. Little Richard 「Tutti Frutti」(1955 Specialty)
2. The”5”Royales 「Think」(1957 King)
3. Jimmy Reed「Honest I Do」(1957 Vee Jay)


1.は誰もが聴いた事があるオールディーズの定番でありリトル・リチャードの代表曲。これを初めてSP盤と蓄音機で聴いた時は興奮しました。マナブっち自慢の1枚。2.はジェイムス・ブラウンでお馴染みのThinkのオリジナル。ここで飛び出してくる(まさに飛び出してくる)ギターのエグさが最高なのです。3.はブルースの定番。やはりブルース好きの皆さんの顔を見ていたらかけたくなりました。
という事で、ブルース、コーラス、R&Bが入り乱れておりますが、決してバラバラではありませんし、違和感はありません。50年代のブラックミュージックは1つの線でつながっていると思うのです。ここではジャンルの区分けは全く無意味だと思います。ブルース道を突き進む人にとっても、ブルースだけでなく、その時代の周辺の音楽からも感じ取れるものが多くあると思います。僕はまあ、単純にカッコイイとか気持ち良いとか面白いとか、そういう感覚で聴いてしまうのですが・・・しかし、この3曲、我ながら最高だったと思うのですが、どうだったでしょう(笑)


という事で今年もレコードで一服By石橋ヒロキ、通称ひろっぷくも無事に終わりました。今年も毎月僕の偏った愛情に付き合っていただいて感謝です。僕は決して大したマニアでもないですし、詳しい人は世の中に沢山いますので、偉そうにこれを聴くべし、とか、語るのは苦手なのです。僕はこれが好きなんですけど、どうですか?というスタンスでゆるく一緒に楽しみたいと思っております。スロブの火隣灯セッションはホストのみなさんも参加者もあったかいですし、ブルース愛があります。その中で、一緒に好きな音楽を聴いてニヤニヤできるのは幸せな事です。また来年も楽しく過ごしたいと思っております。
次回も第二火曜日、1月12日(火)です。