サム・クック祭り



昨夜は新栄のOTIS’で夢のような企画がありました。
サム・クック祭り。いろんな人がサム・クックを歌うライブです。ずっとやりたい、参加したい企画がついに実現しました。
それぞれのサム・クックが聴けて本当に楽しかったです。
僕はヒロキとマナブとオッチーでNothing Can Change This LoveとI’ll Come Running Back To You、Teenage Sonata、そして横山さん、伊藤コウヘイくん、オッチーさん、早川さんをバックにハーレムスクエア仕様のChain Gang、It’s Alright、Sentimental Reasonをギター弾かずに、歌だけで歌わせていただきました。気持ちよかったなあ〜
一番緊張したのはこの日の為に用意したTeenage Sonata。蓄音機の日の最後にかける定番の7インチで、思い入れがあるのです。サム・クック祭りをやるときには、是非、やってみたい。そう思っていました。いざ練習してみると、めちゃくちゃ難しくて、かなり焦りました。ただひたすらキーをとって、歌いまわしを細かく確認して、という作業を地道に行いましたが、全然イメージと違って悲しくなりました。ただ、その作業が楽しくて楽しくて、サム・クックが更に好きになりました。そして、歌の難しさや今までの自分の適当さが身に沁みました。サム・クックを歌いながら感じたのは、もしもそっくりに歌えても満足できないだろうな。という事。もちろん、サム・クックに近づくことができたら最高ですが、ゴールはそこじゃない気がしました。何というか、サム・クックから得たものを自分の表現の一部にする事が、本当にサム・クックが自分の血となり肉となった事になるのではないか。そんな事を思ったのです。これは他の大好きな音楽にも言える事だけど、そんな風に自分の曲を作り、自分の歌を歌っていきたいな。
今回の参加者の皆さんは本当に素晴らしくて、聴いていて幸せでした。改めて、サム・クックの曲は素晴らしいと実感した夜でした。そして、出演者とお客さんが笑顔になった最高の夜でした。
年に1回くらいのペースで続くといいなあ。