28回目


今週の月曜日、TOKUZOのブルースセッションのライブを観に行きました。
いつもセッションでご一緒している人達も多いですが、TOKUZOのステージで演奏する姿は新鮮でした。
大きい音で、しかも良い音で聴くと、改めて皆さん良いプレイヤーだなあ。と思いました。みんな上手いしカッコイイ。いつもセッションとかで気軽に演奏して貰って有難いものです。
いつか、僕もあそこで演奏してみたいなあ。


そして昨夜はSlowBluesの火隣灯セッション、第2火曜日ということで、ひろっぷく(レコードでいっぷくBy 石橋ヒロキ)でした。
ひろっぷく効果か(・・・そう思いたい(笑))、賑わっておりました。
演奏の方は、前夜のライブ観戦の余韻・・・はなく、イマイチな自分にガックリ。まだまだですなあ〜


ひろっぷくは、今回もMuddy Watersのアルバム。毎月マディのアルバムを順番にかけていますが、今回は4回目なので4枚目。



Muddy Waters 「Folk Singer」
この中から
1. My Home Is In The Delta
2. Good Morning Little School Girl
3. Feel Like Going Home


1964年、チェスからの4枚目のアルバムです。1962年にアメリカンフォークブルースフェスティバルがヨーロッパで開催され、マディも渡欧しますが、その頃のフォークブルースのブームに乗っかって録音されたアルバム。チェスは流行に乗っかるのが好きというか、商売気のあるレーべルで、この時はフォークブルースに乗っかり、この後もサイケブームに乗っかりエレクトリックマッドやハウリンウルフの同じようなアルバムを出し、ウッドストックの時はウッドストックアルバムを出したりしています。大抵、失敗というか、当時はあまり評価は高くないのですが、今、改めて聴くと、どれもとても面白いです。
このアルバムのバックはウィリー・ディクソンとバディ・ガイ。60〜70年代のバディ・ガイは変態的な(・・・すいません)チロチロとイヤラシイギターを弾いていますが、ここでもバックでイヤラしいギターが聴こえてきて思わずニヤリとしてしまいます。マディの歌声のダイナミクス、特に抑えた時の歌声の生々しさ、囁かれているような感覚になってゾクゾクします。
更に、大きい音で聴くと、スライドのカタカタっ、という音が聴こえてきたり、マディの声が深いリバーブに包まれていて、まるで底なし沼に招かれているような気分になったりします。
という事で、今回のひろっぷくで改めて見直したのでした。
それにしても、いつも楽しく聴いてくれて、しかも僕の拙いお喋りに付き合ってくれる皆さんに感謝です。
来月もマディです。5枚目のアレを持っていきます。