The Blues



70〜80年代にブルースインターアクションズ社が発行していた「The Blues」
という雑誌がありますが、最近、これにハマっています。
以前からオークションや古本屋、知り合いなど、とりあえず見かけたら買っていて、
今は20〜30冊くらい集まっています。で、久しぶりに読み返しています。
今の雑誌と比べると、ライターが熱い。
とにかく自分の好みや聴いた感触をストレートにぶつけている感じ。
今と比べたら当然、情報量は少ないはずで、それ故に他人の論評に左右されず
自分の感覚や考えを信じて書いていると思うのです。
当時のB.B.Kingに対する評価を巡って論争になっていたり、第3回ブルースフェス
ティバルのジミードーキンスバンドが酷評されていたり、ジェイムスコットンの
ライブ盤に対して賛否が分かれていたり、ホント、熱いです。
ブルースだけではなくてソウルやファンク、レゲエやアフリカ音楽、サンバや
サルサなど、取り上げている音楽の幅が広いところも面白い。
あと、当時の広告もイイ。今は無くなっているレコード屋さんやコーヒー屋(!)、
伝説となっているお店など、読んでいるとその時代にタイムトリップできます。
そういえば、当時から「ブルースはどうなっていくのか」「ブルースは消えていく」
「ブルースの将来は・・・」なんて記事が沢山あります。
今も同じような記事をよく見かけるという事は、結構しぶといのね。ブルースって。