Van Morrison 「ASTRAL WEEKS」


年末のある日、このアルバムを聴きながらの我が家の会話。
僕   「この人いいだろ、最近気に入っているんだよなぁ。」
カミサン「ふ〜ん・・・」(全く興味なし)
僕   「これだよ。」(無理矢理ジャケットを渡す)
カミサン「あれ、黒人さんじゃないんだ・・・・」(ボソっと呟く)
僕   (へぇ〜、なるほどね。黒人さんに聴こえるわけだ・・・)


Van Morrison 「ASTRAL WEEKS」
(1968 Warner Bros. CD 1768)
mixiでお世話になっているレオさんの推薦で聴いてみたところ、
すっかり気に入ってしまった。
ヴァン・モリソン1968年のアルバム。調べたところ、アイルランド出身で
ジャズ・シンガーの母親、ジャズ、ブルースのコレクターだった父親との間に
生まれたそうで。自然と黒い感覚が身に付いたということね。
やっぱり環境が大切なんだなぁ。
このアルバム、バックはジャズミュージシャンでアコースティック・ベースに
クラシック・ギタークラリネットなど。
ロックでもソウルでもブルースでもジャズでもない音楽。
でも黒い音楽が大好きな僕の心を刺激する心地よい音楽。
この方、「Them」というR&B風味のバンドをやっていたそうで、その音を
聴いていないから想像ではあるけれど、多分、このアルバムでは、
黒い音楽に影響を受けてきた後、新境地を目指したのだと思うのです。
それとも、2日間で録音した為、単純に奇跡が起きたのか・・・
音、演奏、楽曲、声、絶妙なバランス。これは名盤です。
・・・ってファンの人がこんなの読んだら「何をいまさらっ!」と叱られそう。
「Moon Dance」というアルバムも一緒に買いましたが、また違った世界でイイ!
「Them」も聴きたい。Van Morrisonについてはこれまでほとんど知らず、改めて、
“世の中にはまだまだ聴いた事のない素敵な音楽があるんだよなぁ〜”
・・・としみじみ。(まだまだ旅の途中・・・)