安珍と清姫

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安珍清姫

(1960年 大映 監督:島耕二 出演:若尾文子市川雷蔵、浦路陽子 ほか)

安珍清姫伝説をモチーフにした作品で、若かりし日の市川雷蔵若尾文子の美男美女の威力がすごい。何とも不気味というか独特な印象の映像が続くし、ストーリーもやや強引なんだけど、若尾文子の作品は見逃せない、という気持ちが強くて許せてしまう。ラストの蛇に変身するところは思わず、ええ~っと声が出るくらいの展開。しかも若尾文子が蛇に変身した姿がゾッとするくらい怖いし美しい。あと、これは書いていいものかわからないけど、一瞬、胸が見える。自分の動体視力を信じていないので、思わずそのシーンを何度も繰り返して観てしまった。間違いない。見えている。と思いたい。思いもよらない収穫に驚いています。それだけで価値が爆上がりの作品。僕の中でね。