父親


9日(日)に父親が亡くなり、1週間が経ちました。
沢山の人達からの励ましの言葉や通夜や葬儀に参列していただいた事が
本当に有難く感じました。
通夜、葬儀、その後の様々な手続きや挨拶など、この1週間は慌しく
過ぎましたが、本当にいろんな事を考え、感じた期間でもありました。
アルコール依存症だった父親は母親が亡くなってから更にエスカレート
して、同居していた僕や当時の結婚相手の生活は修羅場になり、崩壊。
今でも当時の出来事、例えば刃物を持って暴れたり、精神科のベッドに
縛り付けたり、警察や救急病院、近所の人とのやりとり、命の危険を感じ
た事、逆に殺してしまおうと思った事など、昨日の事のように思い出します。
その後、脳出血で倒れ、それにより半身麻痺の障害が残り、亡くなるまでの
10年間、介護が必要な状態になりました。自宅での介護が難しく、病院に
お世話になっていましたが、この10年間は2週間に1度は病院へ行き、
何かあれば駆けつけて対応したりしていました。
昨日、病院へ挨拶に行った時、いつもの道を通り、病院に着いても
そこに父親がいないという事に気づき、本当に死んでしまったんだな。
と、実感しました。
僕の中の父親は母親が亡くなる前までの姿(酒を飲むと人が変わるけど、
普段は本当に優しい人)、母親が亡くなってからの狂気の姿、倒れてからの
穏やかな姿、の3つあり、複雑な思いがあるけれど、全てひっくるめて、
心から感謝しています。まだ気持ちの整理ができていませんが、そのうち、
これまでの事を笑って話せる時が来ると思います。