電車の話


突然ですが、僕は電車で通勤しています。
以前は車通勤でしたが、今は電車です。なぜか。楽なんですよね、やっぱり。
本がゆっくり読めるし、人間ウォッチングも楽しいし。
会社までの25分間。いろいろあります。あんなに沢山の見ず知らずの人と一緒に、同じ空間にいる事(密室みたいなもの)って、普段の生活では考えられません。ある意味、異空間です。別世界です。だからこそ、普段ではありえない事もあるのです。ということで、せっかくですから、たまに電車の話も書こうと思います。


前フリが長くなりましたが、今日はちょっと困った事がありました。
僕がいつもの定位置(なぜか毎日、同じ車両で同じ位置に乗ってしまいます)で本に夢中になっていると、前からかなり背の高いおじさんが乗ってきました。すげえなあ。。。と思っていると、僕のとなりに立ちました。
もちろん朝のラッシュですから満員です。身動きできません。
気付くと、おじさんの鼻息が僕の顔(右斜め上から首に向かって)へ降り注がれていました。
かなり気分が悪いのです。その息、二酸化炭素を吸いたくありません。絶対に。
しかし、身動きが取れないのです。最悪です。
でも、おじさんも悪気は無いわけですし、露骨にイヤな顔はできません。僕も大人です。
そこで考えました。おじさんが息を吐いた時に僕も息を吐く。おじさんが息を吸った時に僕も息を吸う。すると、おじさんの息を吸わなくてもいいわけです。
ということで、今日は見ず知らずのおじさんと呼吸を合わせて通勤しました。毎日息をしていますが、こんなに呼吸を意識したことはありませんでした。電車を降りたときの深呼吸が格別でした。自由に息ができること、生きているって素晴らしい!と感じた朝でした。