内藤ショウジ&金平LEE理恵



昨夜は得三で内藤ショウジ&金平LEE理恵さんのライブでした。
ショウジさんは以前、得三のブルースセッションライブでご一緒しましたが、何といってもシカゴで現役で活躍中の方。エディ・クリアウォーターのバンド・リーダーをしています。そういえば何年か前にエディ・クリアウォーターが来日した時にベースを弾いていたのを憶えています。そしてLEEさんもシカゴで活動していて、今は日本のブルース界隈でよく名前を見ますが、僕は初めてでした。バックは名古屋が誇るブルース・エンターテイナー、マドモアゼル山本さん、そしてキン金城さんと、早川さんの鉄壁のリズム。今回、得三のライブ紹介のコメントを書かせてもらった事もあり、楽しみにしていました。



ライブはショウジさんのソロから始まり、リーさんとのデュオ、バンド、と進みました。とても素晴らしい内容でした。
いろいろ感じるところがありましたが、何といっても、タイム感の違いが凄かったです。ブルースマンの来日公演で実際に聴いて感じる、あのタイム感。二人にはそれがありました。
ブルースやソウルを演奏する時には、どうしても派手なプレイに目が行きやすいし、一緒に演奏するメンバーもそれを求めやすいし、そういう演奏をしたくなるもの。でもレコードや実際の演奏でそういうプレイは無かったりして、結局、やりたい事や好きなことから離れてしまっている事があったりします。そんな事をずっと考えている時期がありました。僕は歌もギターも上手くないから、そもそもトリッキーな事はできませんが、自分が聴いてきたあの感じ、自分が好きなあの感じをイメージして演りたいと思っています。しかし、それは理解され難いものです。それに、上手い人を見たり、上手くできない時に自信をなくしたり、いつも気持ちがグラグラしてしまう。でも、やっぱり根っこの理解が大切なこと、好きな音楽への深い愛情、こだわりが大切なんだな。と改めて思いました。そんな事を帰り道に考えてしまうほど、得るものが多いライブでした。そして、昨夜もマドさんのギターは最高のトーンでした(^-^)