Bobby Powell 「WHEN YOU MOVE YOU LOSE」



ルイジアナ生まれの盲目のピアニスト。初めてこの人のレコードを聴いたのは60年代ジュエルの録音を集めたP-vineのアルバム。代表曲のIn Timeのサビ、カムバ〜〜ク、カムバ〜〜クの切ない叫びに心が震え、2回目のサビでおお〜っ来た来た〜と思ったらフェイドアウトで終わり膝がカクッとなりました。それよりもジャケの写真でサングラスをはめてピアノの前に座る姿を見て、レイ・チャールズのようなスタイルを勝手に想像したのですが、聴いてみたらビックリ、濃厚でノリノリのサザンソウルな内容でした。とてもファンキーで、リズム、ギターのアレンジも捻りの効いたカッコイイ曲が多いです。CDも出ているのでサザンソウルが好きな人で聴いた事が無い人は一度、聴いてみる事をオススメします。60〜70年代初めのジュエル録音が一番輝いていて、その後、70年代後半にはHep Meレーベルから何枚か出して、90年代にゴスペルへ戻ります。そのHep Me 時代のシングルはジュエル時代に比べたら注目されていないのですが、Bobby Powellという事で反射的に買いました。で、聴いてみたら・・・これがまた良いのです。この曲はBluesで抑え気味ではありますが、やはり歌の力強さが際立っていて彼の持ち味は健在。とてもテンションが上がります。この盤、あまり見ないし注目もされていないと思うので、なかなか聴けないのではないでしょうか?金曜日のOTIS’レコードの日に持っていきます。まあ、これでおお〜っと思う人もいないと思いますので、さりげなくかけてみます(笑)もちろん、他にもいろいろ持っていきますので、是非♪