Epiphone(Tokai Humming Bird 96F)





70年代、東海楽器がCat’s Eyeを出す前、東海Humming Bird というブランドでアコギを生産していましたが、その時期の1本。ラベルのシリアル(?)は「昭和47年1月7日」という何とも日本的な表示。そもそも、僕はこのギターの事は全く知らなかったのですが(手に入れてみても未だによくわかりません)、ただ、Epiphoneが好き、しかも見た事なかったので、衝動的に買いました。ジャンク扱いで7000円。使えなければそれはそれでイイや。という気持ちでした。さすがに汚かったので、綺麗に掃除して弦を張ったら、意外と使える感じでラッキーでした。音的にはショボイです。音色、鳴り、弾きやすさ、作り、などなど、手元にあるMartinと比べると雲泥の差です。アコギが好きな人、音にシビアな人にとっては、しょうもないギターだと思います。ただ、僕にとっては、鳴らない、ショボイ音色も含めて、ボディの形やサイズ、見た目・・・トータルで、かなり好みのギターなのです。これを抱えて、あんな曲を歌ったらカッコイイだろうな、という妄想が次々と溢れてくるギター。まあ、僕がギターを選ぶ時に一番大切にしているのは、そこですので、なかなか良い出会いでした。ライブで使ってみたいですが、どうかなあ(笑)