レコードの話 その1

世の中にはマニアな方が沢山いまして、レコードに関しても、その道を極めている
方は沢山います。そんな方にしてみれば、僕なんてヒヨっ子。
ただの音楽好き、普通のレコード好きの一人です。
しかし、まわりにあまりレコード仲間がいませんので寂しいです。
ならば、僕なりに少しでもレコードの良さを伝染させたい。
そんな事を思ったので、たまーに、レコードの話でも書こうと思います。


まずは、何故、オリジナル盤(1stプレス)が欲しくなるのか。について。
大抵のマニアの方は、音質の良さにこだわり、オリジナル盤を求めます。
その理屈としては・・・
レコードは簡単に言うと、塩化ビニールの円盤に溝の型を押して作っています。
まずは、録音したマスターテープからレコードの原型であるラッカー盤に溝を刻み、
原盤を作ります。これをカッティングとかマスタリングとか言います。
その原盤から工場でプレスする為のスタンパ(金型)を作ります。
人気のある盤は何度も再プレスされる為、スタンパが磨耗してしまうのです。
それから、リイシューや国外での生産では、マスターテープのコピーが使われたり、
マスターテープの劣化を補う為にイコライザーが使われたり、その過程に入る人間の
感性で音が変わってしまう事があります。
中には、リマスタリングで素晴らしい音のCDが出たりしますけど。
とにかく、一番純粋に、そのまんまの音(本来の音)が再生されるのが1stプレス
(オリジナル盤)という事です。・・・もし間違ってたらゴメンナイ。


しかし、その音質の差というのは、レコードによって差があります。
あまり違いが解らないものや、明らかに音が違うもの、様々です。
そもそも、CDとレコード、再発とオリジナル盤など、音の比較をしなければ、
気付かないし、だいたい、いちいち音を比較するなんて人は少ないと思うのです。
しかし、そのアーティストや音楽が好きになってしまうと、当時の音、アーティストが
録音した音にできるだけ近い音、レコード本来の音を聴きたいという、気持ちが
芽生えてしまいます。まあ、芽生えない人もいますので、それがマニアとの分岐点かも。


僕の場合・・・
オリジナル盤、特にモノラルの音の生々しさが好きです。多少ノイズが乗っていても
気になりません。場合によっては、針が飛んでも気にならない盤もあります。
音の質感というか、感触が琴線に触れるのです。う〜ん、主観的すぎるなあ。
このあたり、一緒に聴きながらイイでしょ、イイでしょ、と言いたいものです。
しかし、実際のところ、聴きたい音楽をすぐに聴くという事が先決で、その時に
入手しやすいものを買います。基本的に再発盤とかCDとかに拘りません。
本当に好きな盤はオリジナル盤が欲しいですが、それはちょっとした贅沢、憧れ
みたいなものです。最近はお小遣いが足りなくて買えませんし。。。
あと、オリジナル盤にはジャケットの魅力もあります。
・・・それは次回という事で(次回はあるのだろーか・・・)。